ポートランド・インターナショナル・レースウェイで開催されているインディカー・シリーズ第16戦。走行初日となる30日は、2回のプラクティス走行が行われ、コルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー・レーシング)がトップタイムを記録した。
前戦ゲートウェイで復活の勝利を挙げた佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、12番手で走行初日を終えている。
残り2戦となった2019年のインディカー。終盤の3連戦の締めくくりとなるのは、1周1.964マイルのロードコース、ポートランド・インターナショナル・レースウェイだ。
前戦ゲートウェイで勝利を飾り、ポコノ戦での批判を一蹴した佐藤琢磨。昨年、勝利を挙げたポートランド戦へと挑んだ。午前中のプラクティスでは、10番手とまずまずの走り出しとなった。
好調な走りを見せたのはアンドレッティ・オートスポート勢。アンドレッティ・オートスポートとデータを共有するハーディング・スタインブレナー・レーシングのコルトン・ハータが57秒4293を記録しトップ。エースのアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)が2番手、マルコ・アンドレッティが5番手、ザック・ビーチが7番手と上位に進出する。
チャンピオン争いを行うスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)は3番手。ランキングトップのジョセフ・ニューガーデンも4番手と上々の走り出しだ。
午後のプラクティスでは少しタイムが落ち、セッショントップはセバスチャン・ブルデー(デイル・コイン)の57秒9213。ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)、フェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ)と続く。
ハータはタイムを更新できなかったが、午後も4番手と好調をキープ。午前中のタイムで初日をトップで終えた。
琢磨は午後のセッションでも10番手となり、総合12番手に。
「ここに戻ってこれてうれしいですよ。昨年は、素晴らしい思い出があります。いい一日になったと思います。大きな問題はなく、必要なプログラムを行うことができました。現時点で完璧なハンドリングではないですが、ロングランでふたつのタイヤを理解することができたと思います」
「明日の朝のプラクティスでスピードを上げるために取り組まないといけない。まだスピードが足りないと感じていますよ。けれど、ロングランではかなりいいと感じています」とコメントしている。