2019年F1ベルギーGPの金曜、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=3番手/2=6番手、アレクサンダー・アルボンはフリー走行1=4番手/2=10番手だった。トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトはフリー走行1=17番手/2=14番手、ピエール・ガスリーはフリー走行1=18番手/2=17番手という結果だった。
今回ホンダは新しいスペック4のパワーユニットをアルボンとクビアトのマシンに投入した。前戦までガスリーが乗っていたレッドブルRB15・ホンダを引き継いだアルボンは、ICE(エンジン)、ターボチャージャー、MGU-Hは4基目、MGU-K、エナジーストア、コントロールエレクトロニクスは3基目が投入され、年間使用制限を超えた交換のため、ペナルティとしてグリッド後方からのスタートが求められる。
クビアトに関しては、ICE、ターボチャージャー、MGU-Hは5基目、MGU-Kは4基目が投入、グリッド後方からのスタートというペナルティを科された。またクビアトはギヤボックスも交換している。
FP2ではフェルスタッペンがパワー低下を訴えてピットに戻り、その後も同様の症状を報告した。これについてホンダは解析を行うとしている。フェルスタッペンは走行終了後、この日使用していたのは比較的距離を重ねたエンジンであり、土曜からは他のものに載せ替えるため心配はしていないと述べている。
■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
今日のベルギーGP初日では、スペック4のPUをクビアト選手とアルボン選手に投入しました。2台のスペック4は問題なくFP1とFP2を走行し、多くのデータを得ることができました。これからデータ解析を行い、明日の予選、そしてレースに向けて最適化を進めます。
フェルスタッペン選手についてはFP2のセッション中にPUのパワーロスを訴えていましたので、これから解析を行い、明日のセッションに向けてベストな準備を行います。