スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦するモリワキ-アルティア・ホンダ・チームは、レオン・キャミアの第10戦ポルトガル欠場を発表。同時に、キャミアの代役として全日本ロードレース選手権JSB1000クラスに参戦する高橋巧を起用する。
キャミアは、第5戦イモラ(イタリア)のスーパーポールで走行中に転倒し、左肩を負傷し、以降のセッションを欠場。第5戦後、ミサノテスト、第6戦スペイン(ヘレス)、第7戦イタリア(ミサノ)、第8戦イギリス、第9戦アメリカを欠場している。
7月12日にチームはキャミアが負傷した左肩の手術を行い、無事に終了したことを発表。術後、キャミアが順調に回復に向かっていることも明かしたが、スーパーモタードで回復具合のテストを試みた際に、まだ肩には必要な力が戻っていなかった。
キャミアの復帰は9月6~8日に開催される第10戦ポルトガルになるかと思われたが、8月30日、チームはキャミアのポルトガル欠場を発表。復帰は第11戦フランスを予定してることが明らかになった。
キャミアの欠場と同時に、第10戦ポルトガルでは全日本ロードのJSB1000クラスに参戦するTeam HRCの高橋を代役で起用することも発表された。
キャミアの代役として参戦する高橋は、2017年にSBK第10戦ポルトガルと第12戦スペインの2戦にスポット参戦した経験を持つ。現在、全日本ロードJSB1000でランキングトップにつけているが、鈴鹿8時間耐久ロードレース明けに行った第5戦もてぎに向けたプライベートテストでマシントラブルのため転倒し、右足の腓骨を骨折。すぐに入院しリハビリ後、もてぎ戦の3日前に退院しているが、万全の状態ではないなか第5戦を戦った。
第5戦もてぎ後、高橋は8月25日から2日間行われたSBKポルトガルテストにキャミアの代役で参加。2日目に1分43秒544をマークし総合17番手でテストを終えている。