日本とカザフスタンの合作映画『オルジャスの白い馬』が、2020年1月18日から東京・新宿シネマカリテほか全国で順次公開される。
全編カザフスタンロケで撮影が行なわれた同作は、カザフスタンの大草原を舞台に、父を亡くした少年オルジャスと、彼の前に現れた不器用だが正義感の強い男カイラートとの触れあいを描いた作品。森山未來と、『アイカ(原題)』で2018年に『カンヌ国際映画祭』最優秀主演女優賞に輝いたサマル・イェスリャーモワのダブル主演となる。海外作品で初めて主演を務める森山は全編カザフ語で演じ、乗馬も披露しているという。英題は『Horse Thieves』。
監督・脚本は『シグナル100』の竹葉リサと、『春、一番最初に降る雨』などのメガホンを取ったカザフスタン出身のエルラン・ヌルムハンベトフ。撮影監督は『ベルリン国際映画祭』での受賞歴もあるアジズ・ジャンバキエフが務めた。
撮影は昨年10月から約1か月かけて実施。森山と竹葉監督は他の日本人技術スタッフを伴わず現地に入り、制作スタイル、映画産業のシステムが日本とは異なるカザフスタン人スタッフとの共同作業に臨んだという。今回の発表とあわせて場面写真が公開。