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ニコラス・ホルト主演『トールキン』には、『ロード・オブ・ザ・リング』の小ネタが満載!?

2019年08月30日 16:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『トールキン 旅のはじまり』(c)2019 Twentieth Century Fox

 ニコラス・ホルト主演映画『トールキン 旅のはじまり』より、主人公トールキンの部下サムの場面写真が公開された。


参考:ニコラス・ホルトらがトールキンの前半生を語る 『トールキン 旅のはじまり』特別映像公開


 本作は、『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』三部作の原作者、J・R・R・トールキンの前半生を描いた伝記映画。トールキンの知られざる少年時代と、波乱と激動の青年時代に迫る。


 トールキンを演じるのは、『女王陛下のお気に入り』『X-MEN』シリーズのニコラス・ホルト。彼のミューズとなるエディスを『あと1センチの恋』のリリー・コリンズが演じた。監督を務めたのは、『トム・オブ・フィンランド』のドメ・カルコスキ。


 『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズを彷彿とさせるトールキンファンへのサービスもたっぷり詰まっている本作。戦場のシーンで登場するトールキンの部下の名前はサムだ。トールキンを守るように従う姿は、まさにフロドのそばに仕えていた忠実な彼そのもの。幼少期に友達と遊んで大木の下に身を隠すシーンも、フロドたちが黒の乗手から身を隠す場面が頭によぎる。また、ホビット穴に似ている漏斗孔があったり、中には1回で見つけるには困難な場面も。幼少期を過ごしたイギリスの田園風景やエディスと時間を過ごす美しい大木など、トールキン作品の幻想的な世界に刺激を与えたと考えられる実生活の断片が織り込まれている。


 「戦時下、人は妄想にとり憑かれ、心の闇を見つめるものです。トールキンもきっとそう感じていたはず」と語るのは、自身もトールキンの大ファンであるというカルコスキ監督。「恐怖と闇の体験、戦争により悪や暗黒の感情がトールキンに刻み込まれました。私はそれを映画に取り入れたいと思ったのです」と想いを明かしている。(リアルサウンド編集部)