フェラーリF1のシャルル・ルクレールは、今週末のF1ベルギーGPの舞台であるスパ・フランコルシャンを称賛、このコースがドライバーに科すチャレンジを楽しみにしている。
ルクレールはベルギーGPに向かうにあたって、2018年と異なり、アクシデントのないレースになることを望んでいる。昨年はレーススタート時にルノーのニコ・ヒュルケンベルグがマクラーレンのフェルナンド・アロンソに追突、アロンソのマシンが宙を舞い、ルクレールの駆るアルファロメオのヘイローに衝突するという事故があった。しかし幸いなことに、けがをした者はいなかった。
昨年にはそうした嫌な経験をしたものの、ルクレールは、高低差があり高速と低速コーナーが組み合わされたスパ・フランコルシャンの見事なレイアウトが非常に気に入っているという。
「スパ・フランコルシャンは世界で最も素晴らしいレーストラックのひとつだし、F1のレースが行われるサーキットのなかで、最も美しいコースのひとつだ」とルクレールは今週末の第13戦ベルギーGPを前に語った。
「だからサマーブレイク後に再開するレースは、いっそう楽しめるものになるだろう」
「現在のF1マシンはコーナーを通過するスピードが極めて速い。それを感じるときには感動するのだが、他のコースではそうした感覚がそれほどはっきり得られない」
オー・ルージュへ下っていきラディオンを上っていく箇所は、F1カレンダーのなかでも最も興奮を呼ぶコーナー配列のひとつであり、絶対的な正確さと集中力が求められる。
「特にオー・ルージュからの上り坂のS字は印象的だ」とルクレールは付け加えた。
「初めて目にした時には、なんて狭くて急なんだろうと思うんだ」
「ドライコンディションなら全開だ。最初の数周は身体的にきついが、周回ごとに首が慣れてきて、脳がすべてを理解し、他のコーナーとなんら変わりないように感じてくる。そうしてコーナーを最大限に活用して、残りの周回をこなす上での助けにしようとするんだ」
「とても特徴あるセクションだ。またスパにはキーポイントとなる箇所が他にもたくさんある。そのため、予選最初のアタックでは、そういったセクションのすべてで最高のパフォーマンスを発揮することが重要になる」
「それにここは1周が長い。だから1ラップでも諦めることになると、そのセッションの予定が狂ってしまうんだ」