ルノーF1チームのダニエル・リカルドは、2019年シーズンはこれまでのところあまり順調ではないと認め、シーズン後半にはスムーズな週末を過ごして最大限の結果をつかんでいく必要があると語った。
ルノーは、F1の中団グループ先頭に立ち、トップを走るメルセデスやフェラーリ、レッドブルに着実に近づくことを誓って2019年シーズンに臨んだ。
しかし今季前半に発生したR.S.19の信頼性の問題と全体的なパフォーマンス不足により、サマーブレイクを迎える前のコンストラクターズ選手権順位は6位だった。カスタマーチームである4位のマクラーレンには43ポイントの差をつけられている。
「これまでのところ難しいシーズンを送っている。その事実から逃れることはできない」とリカルドは認めた。
「いくつか前向きなことがあったが、それほど良くないこともあったから、(このタイミングで)サマーブレイクをとれたことは僕たちにとって理想的だった」
「ロサンゼルスで休日を楽しみ、レースについてあまり考えずにいたのは良かったよ」
「チームについても同じだ。全員がリフレッシュできたのだといいね。僕たちはライバルに追いつくために、シーズン後半をもっと良い内容にすることを目指しているんだ」
「それができることは分かっている。もっとトラブルの少ない週末を過ごせれば、うまくいくはずだよ」
チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグは、今週末からの2連戦が開催されるスパ・フランコルシャンとモンツァのパワーサーキットでどういうパフォーマンスを発揮できるかが、チームのシーズンを決定づけるかもしれないと語った。
「7月は期待外れのレースが続いたから、僕たちにとって歓迎できるタイミングでサマーブレイクが始まったことは確かだ」とヒュルケンベルグは語った。
「僕たちは今シーズンこれまでのところ期待を下回っている。残りのシーズンで確実に復調できるかどうかは、自分たち次第だと分かっている」
「(夏休み中は)クロアチアでボートに乗って少しリラックスし、充電できた。でも今はまた動き出す時期だ。挑戦に向かう準備はできているよ」
「次の2連戦は、僕たちのシーズンの運命を左右することになるといっていいだろう。いいレースをする必要がある」
ベルギーGPを前にした木曜、ルノーは2020年にはリカルドのチームメイトにエステバン・オコンを起用することを発表、ヒュルケンベルグが今季末で離脱することを明らかにした。