独特な日本語センスで話題のタレント・滝沢カレンさん(27)は8月28日にインスタグラムに投稿した『鳥人間コンテスト2019』(読売テレビ)の感想が話題となっている。滝沢さんは7月に開催された同コンテストに出演していた(番組放送は8月28日)。
出場者たちが奮闘する様子に心を打たれたようだが、ツイッター上では「人間を創りたもうた神の視点」「完全に宇宙人目線からモノ書いてる」といった声が相次いだ。
「人間だからこそ、人間に生まれたからこそ、可能性はだれも止められないのですね」
今年のコンテストでは、「BIRDMAN HOUSE 伊賀」のパイロット渡邊悠太さんが前人未到の60キロメートル飛行を達成した。
滝沢さんはコンテスト当日について「私が感動して止まらなかった日です。この夏初めてわたしは、人間たちの夢をぎゅっと集めた最大の夢広場『鳥人間コンテスト』にただずっと座ってる人として出場していました」と述べた。
いたく感動した様子がにじんでいるが、英文をそのまま翻訳したような文章で読んでいて違和感を抱く人も少なくないようだ。続く文章も、滝沢さん節が全開となっている。
「ほんとにこれだけでも感謝感動の渦で仕方ないのですが、それ以上の人間の力強さ、夢への追いかけ、挑む場所や物、事は関係なくて、ただ素直で純粋が過ぎる一直線をこの目が悪い私にだって突き刺さり、心にザクッと一本もらいました」
「『人間は空なんか飛べないよ』こんな寂しく虚しい言葉ありますか?そして私は絶対違うといいたいと思います。人間だからこそ、人間に生まれたからこそ、可能性はだれも止められないのですね」
コンテストに出場する人たちについて、「私が小さな石でつまずきかけてる時間、私がチーズを大量に何かにかけている時間、私が靴擦れでさりげなく悩んでいた時間、(略)そんな時間にも、『鳥人間』に近づくべく、皆さまは空への期待、翼への信頼を一秒だって悔いのない一年を過ごしていたと思うと私は尊敬させてください」と敬意を払った。
滝沢さんは「空と湖と人間の共演は、ただただの美しさを越えた、極上無限階級格別想像外抜群ともいえる人間の知らない部分が映し出されています」といい、「人間はまだまだ やめることを知らないです」と記している。
感動を伝えるためにいつもより熱っぽく綴っているのだと考えられるが、参加者のことを「人間」と呼ぶなど、一歩引いた場所から言及している。ツイッターで「神視点」「宇宙人目線」と指摘されるのもそのためだろう。
一方、「この滝沢カレンの文章、普通に感動したのに宇宙人扱いされててかわいそう…」といった声も出ていた。人が頑張る姿に感動し、人間の可能性に思いをはせる滝沢さんに、周囲が追いついていないだけなのかもしれない。