マックス・フェルスタッペンは、今週末のF1ベルギーGPでレッドブル・ホンダはライバルたちと比較して少し苦労するものと考えているが、予想よりいい結果を出せる可能性はあると示唆した。また、シーズン後半戦の9戦で、パッケージの競争力がどこまで向上するのか楽しみだとも語っている。
サマーブレイクが終了し、第13戦ベルギーGPから2019年シーズン後半戦がスタートする。フェルスタッペンはここまで2勝を挙げてランキング3位、チームも同様に3位につけており、残り9戦での戦いに注目が集まっている。
ベルギーでのFIA木曜記者会見に出席したフェルスタッペンは、今週末の見通しについて聞かれ、こう答えた。
「スパにはロングストレートがあるから、少し苦労すると予想している。でもシルバーストンでの競争力はまずまずだったし、いいマシンバランスを見つけ出して戦いたい。セクター1とセクター3は全開で走る部分が多くて、セクター2にはコーナーがたくさんあるから、正しい妥協点を見つけなければならない」
フェルスタッペンは現在、ランキング2位のボッタスとは7点差、ポイントリーダーのルイス・ハミルトンとは69点差となっている。チームのプレビューリリースにおいてフェルスタッペンは「シーズン後半にどれぐらいの競争力を発揮できるか、確認するのが楽しみだ」と語っている。
残り9戦でハミルトンに追いつけると思うかとのメディアからの問いに対し、現実的に考えればそれは難しいが、どこまでやれるか最後まで最善を尽くすと、フェルスタッペンは答えた。
「僕自身は常にベストを尽くすことを心掛けている。あとはコース特性に左右されることになると思う。スパ、そして特にモンツァでは少し苦労すると予想しているが、その後はマシンにアップグレードが導入されることもあるし、期待している。もちろん、どのチームもアップデートを行っていくけれど、この数年、僕らのチームはシーズン終盤までマシン開発をうまく進めている」
「だからいい戦いをしていけるだろうが、タイトルについてはそうは考えていない。ただ、いつも言っているように、僕は毎週末、最大の結果を出すことを目指している。その上で最終的にどの位置に行けるかを見ていくよ」