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オリラジ中田、好調の「中田敦彦のYouTube大学」裏側を語る 「内容はゼロから勉強している」

2019年08月30日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

動画サムネイルより

 YouTuberカジサック(キングコング・梶原雄太)が8月27日、自身の運営するYouTubeチャンネル「カジサックの部屋」に動画を投稿。ゲストとして出演したオリエンタルラジオ・中田敦彦とYouTube談義に花を咲かせた。


(参考:中田敦彦&カジサックがYouTubeを語る 「空気悪かったなぁ」と緊迫の初コラボを振り返る場面も


 チャンネル登録者数90万人を超える(8月29日現在)教育系YouTubeチャンネル「中田敦彦のYouTube大学」を運営している中田。チャンネル開設の背景にはカジサックが大きく関係しているらしく、以前は「お笑い芸人はYouTuberになれない」「YouTubeはYouTuberのもの」と半ば諦めていたという。しかし、一足先にYouTuberとなったカジサックの覚悟と「お前もいけるから」という言葉を受けて一念発起し、今に至るのだとか。


 中田は「最初から作戦を立てて色々研究したカジサックさんと自分は全然違う」と主張したうえで、チャンネル開設にあたり「戦略を練ってない」と一言。それを聞いたカジサックが「天才じゃね!?」と驚きをあらわにする一方、中田は『コメント欄をしっかりと見なきゃいけない』『教育系』っていう、カジサックさんにもらった2つの方針を大事にしている」と述べ、「コメント欄とカジサックさんが僕をこうさせていった。創り上げたのは皆さん」と感謝の気持ちを示した。


 なお、中田のチャンネルは歴史や文学、政治、経済に至るまで多岐にわたる学びを提供している。それゆえに、「何がつらいかっていうと、勉強の時間が長すぎて事前準備に1日つぶれちゃうんですよ」と動画制作の裏事情を明かすと、カジサックは「え、あの授業するにあたって今までの知識の引き出しを出してるんじゃなく、そのために勉強してるの?」と再び驚愕した。


 中田によると、動画で講義する内容は「ゼロから勉強している」とのことで、朝からカフェにこもって本を読みつつこまめにノートをとるなど、試験前の学生のようなルーティンをこなしているのだとか。このことについて中田は「コメントでも『引き出し多いですね』って結構言われるんですけど、今まで知ってたことをしゃべるのは、僕にとってつまらないので、知らないことをしゃべるんです」と話し、「知らないからこそ興味持って勉強する。興味持って勉強したことをその瞬間の熱でしゃべるからこそ伝わるっていう」と分析すると、カジサックはただただ感心していた。


 そんな中田の努力の甲斐あって好調な「中田敦彦のYouTube大学」だが、1回心が折れかけたこともあるという。それは、チャンネル登録者数40万人を超えたあたりのこと。中田は、お客さんの前で講義すれば、撮り直しがないため効率よく動画制作をできると考え、客前でライブ形式の動画を撮影しようと試みたらしい。


 ある時、どうしても二本撮りしなければならなくなったのだが、その二本目が準備不足によりどうしても納得できず、途中で「ちょっとごめんなさい」と言って撮影をストップ。「違うよねこれ。ちょっとよくわかんないよね……」と言い、やむなく「ボツ」にしたのだとか。このお蔵入りにした際、「今後俺どうする?」と頭によぎったという中田。「このままではYouTube以外の業務が全部できなくなる」と危機感を覚え、泣く泣く毎日配信することをやめたそうだ。


 当時を振り返って中田は「この時すでに俺は1回折れてるんです」とポツリ。が、登録者数40万人突破記念で相方の藤森慎吾に米津玄師の「Lemon」を歌ってもらったところ、再生回数が300万回を超え、チャンネル登録者数も10万人以上増加し、「それで登録者数が50万人くらいになっちゃって。これはカジサックさんに来てもらわなきゃ!」と再び前向きになったことを明かした。


(こじへい)