2019年08月30日 07:01 リアルサウンド
8月30日より公開となった『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』より、本編映像が公開された。
参考:8月9日=シャロン・テート殺人事件から50年 タランティーノ最新作のカギとなる衝撃の事件を解説
クエンティン・タランティーノ9作目の長編監督作となる本作の舞台は、1969年のロサンゼルス。人気のピークを過ぎたTV俳優リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)と、彼に雇われた付き人でスタントマン、そして親友でもあるクリフ・ブース(ブラッド・ピット)、リックの隣に越してきたロマン・ポランスキー監督と新進の女優シャロン・テート(マーゴット・ロビー)夫妻、それぞれの人生を巻き込む“事件”を描く。
この度、ピット演じるクリフ・ブースが、パルム・ドッグ受賞犬・ブランディとトレーラーハウスで二人暮らしをする様子を捉えた本編映像が公開された。専属スタントマンを務めている人気のピークを過ぎたTV俳優のリック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)と別れ、帰路についたリック。自宅であるトレーラーハウスで待っていたのは、愛犬・ブランディ。クリフはお腹を空かせて愛する主人の帰りを待っていたブランディのために、早速晩ごはんの準備を始める。複数のドッグフードをドッグボウルに豪快にぶち込んだ“クリフ・スペシャル”を手際よく用意すると、尻尾をフリフリしながら合図を待つブランディに向かって、舌打ちひとつでGOサイン。勢いよく走り出して、食事にありつく愛犬の様子を微笑ましく眺めるクリフからは、リックといるときとは違う一面が垣間見えるシーンとなっている。
本作でピットと見事なコンビネーションを見せているのは、俳優犬のブランディ。毎年、カンヌ国際映画祭開催にあわせて発表される“パルム・ドッグ” を本作で受賞した。また、この強そうなブランディは、雌犬。タランティーノ監督が「彼女は素晴らしい女優だ」とその演技を褒め称え、パルム・ドッグ賞の授賞式に参加できなかった彼女の代わりに名誉ある“首輪”を受けとったという。(リアルサウンド編集部)