怒りにまかせて車を攻撃するサイ(画像は『The Sun 2019年8月28日付「HONK THE HORN! Terrifying moment angry rhino attacks keeper’s car and flips it three times as she escapes UNINJURED at safari park」』のスクリーンショット) ドイツ北部ニーダーザクセン州にあるサファリパークで、オスのサイがスタッフの運転する車に猛攻撃する姿が捉えられた。サイの執拗な攻撃で車は3度ほど横転したが、幸いなことにスタッフは軽傷で済んだようだ。『DW』『The Sun』などが伝えている。
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ニーダーザクセン州ホーデンハーゲンにある「セレンゲティ・サファリパーク」で今月18日、30歳のオスのサイ‟クシニ(Kusini)”がパーク内を走っていたハッチバック車を執拗に攻撃するという事故が起こった。その様子はサファリパークを訪れていたイゴール・ペトロフさん(Igor Petrov)によって撮影され拡散しているが、サイの巨体にされるがままの車はまるでおもちゃのように見える。
このサイの怒りにまかせた暴走で車の窓ガラスは割れ、ルーフはへこんでボコボコになったが、乗っていた女性スタッフは痣が数か所できただけで済んだようだ。
事故を受けてパークマネージャーのファブリツィオ・セーペ氏(Fabrizio Sepe)は、次のように語った。
「クシニはパークにやってきて18か月ほどですが、環境に順応するまでに時間がかかっています。そのためパーク内で過ごすのは朝と夜の時間帯だけで、来園者に危険が及ぶことはありません。今回、何がクシニを怒らせたのかはわかっていません。」
その一方で、セーペ氏は「クシニは繁殖のために譲り受けた貴重なサイです。ただサイにとっては、サファリパークよりも動物園で過ごすほうが適しているのかもしれません」とも述べている。いずれにしても人間の管理下に長い間置かれてきたクシニが、ストレスを募らせて激しい攻撃に至った可能性もあるだろう。
ちなみに南アフリカでも先日、シロサイがサファリカーを執拗に追い掛け回し、500メートルも猛追する様子を収めた映像が拡散していた。
画像は『The Sun 2019年8月28日付「HONK THE HORN! Terrifying moment angry rhino attacks keeper’s car and flips it three times as she escapes UNINJURED at safari park」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)