トップへ

宿泊施設を併設した「ディアンドデパートメント」がチェジュ島に来春開業へ、長坂常がリノベーションを担当

2019年08月29日 14:32  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

「D&DEPARTMENT JEJU」イメージ
「ディアンドデパートメント プロジェクト(D&DEPARTMENT PROJECT)」は、体験型宿泊施設を併設した「D&DEPARTMENT JEJU by ARARIO」を韓国・チェジュ島に開業する。オープン時期は2020年春を予定。事業主は百貨店や美術館などを経営する韓国の企業 ARARIO Co., Ltd.(以下、アラリオ)が務める。


 D&DEPARTMENT JEJU by ARARIOは、済州国際空港から車で約15分の旧済州エリアに開業。「ARARIO MUSEUM」に隣接し、アラリオがベーカリーショップやレストラン、事務所、倉庫として使用していた3階建ての建物をリノベーションして利用する。延床面積は約2,300平方メートルで、建築リノベーションはスキーマ建築計画の長坂常が担当。1階はチェジュ島の食文化や郷土料理を伝える「d食堂」、2階は生活用品や地域の物産品を販売する「ディアンドデパートメント チェジュ(D&DEPARTMENT JEJU)」と、中長期滞在向けの宿泊付店舗「d news」、3階はディアンドデパートメントが手掛ける初のゲストルーム「d room」で構成される。
 d newsでは、厨房付きのギャラリーショップに宿泊施設を併設。ディアンドデパートメントの売場の中に泊まりながらショップを出店することができる商品開発型メーカーズレジデンスとして展開する。
 "ホテルのようなもの"目指すd roomでは友人の部屋を訪ねる感覚で泊まれる場所として全13室の部屋を用意。インテリアはディアンドデパートメントの定番商品とユーズド家具を使用する。室内に設置される地元のアーティストによる絵画や写真、部屋着やカップといった調度品は全て購入が可能。環境への配慮から使い捨てのアメニティは排除し、フロントに併設される宿泊者専用ショップで必要に応じて購入する仕組みを取り入れる。また、フロントでは「d design travel」編集部が独自の目線で紹介する観光情報を発信するという。
【あわせて読みたい】宿泊型ミュージアムや"アートコレクターの住まい"など...京都で泊まれるアートホテル12選
■D&DEPARTMENT JEJU by ARARIO所在地:3 Tapdong-ro 2-gil, Jeju-si Jeju-do Korea 面積:敷地面積 1,197平方メートル 延床面積 2,327平方メートル(3階 d room 789平方メートル、2階 ショップ 303平方メートル² d news 98平方メートル、1階 d食堂 232平方メートル ギャラリー 91平方メートル)着工:2019年7月開業:2020年春(予定)プロデュース:ディアンドデパートメント事業主:ARARIO Co., Ltd. 設計:スキーマ建築計画 施工:Yigak Construction Co., Ltd.