映画『ジョン・デロリアン』が12月7日から東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。
同作は、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズに登場するタイムマシンのベースカーとして知られる自動車「デロリアン」の開発の裏側を描いた作品。会社倒産の危機を救うためコロンビアの犯罪組織との麻薬取引まで手を出したジョン・デロリアンにとって初の伝記的映画となる。原題は『DRIVEN』。
天才的自動車エンジニアでありながら詐欺や横領、脱税を行なったジョン・デロリアン役にリー・ペイス、彼を麻薬取引に巻き込む隣人で友人のジム・ホフマン役にジェイソン・サダイキス、ジムの妻エレン役にジュディ・グリア、ジムを情報提供者として働かせるFBIのベネディクト役にコリー・ストール、麻薬密売人役にマイケル・カドリッツがキャスティング。監督はニック・ハムが務めた。
撮影は、1980年代初頭に建てられた建築物が多く残るプエルトリコで実施。30台以上の本物のデロリアンや、ジョン・デロリアンが製作したGTOなどが使用されたという。