F1はスペインGPが2020年もバルセロナ・カタロニア・サーキットで開催されることを正式に発表した。
カタロニア政府、リアル・オートモビル・クラブ・デ・カタロニア(RACC)、ムンマロー市議会によって形成されたパートナーシップのもと、バスセロナ・カタロニア・サーキットとの契約が結ばれたことを、27日、F1は明らかにした。
1951年に初開催されたF1スペインGPは、3回の空白期間がありながら、1986年からは毎年行われており、カタロニアでの開催は2020年に30回連続の節目を迎える。
スペインGPは2019年でカレンダーから消滅する可能性が懸念されてきたが、最近では1年のみの新契約を結ぶ見通しであるといわれており、その推測どおりの発表が行われた。F1の会長兼CEOのチェイス・キャリーは「今後数カ月の間にさらに協議を重ね、利益をもたらす、この関係をさらに延長するかどうかを検討する」と述べている。
2020年F1カレンダーには新たにベトナムとオランダが加わることが決まっている。チーム側は史上最多の年間22戦への拡大には同意したといわれているが、それでも現在開催されているグランプリが1戦カレンダーから落とされることになり、スペインGP継続確定によってドイツGPの消滅の可能性が高まったと考えられている。