ポルシェが開発を進めている4ドアの電動スポーツカー『ポルシェ・タイカン』が、ドイツ・ニュルブルクリンクの北コース(ノルドシュライフェ)をアタック。全長20.6kmのコースを7分42秒で走りきった。
タイカンはポルシェが開発を進めている同社初のフル電動スポーツカー。パワートレインには、最大出力600馬力以上のモーターを2基搭載し、停止状態から時速100キロまでは3.5秒以下、時速200キロまでの12秒以下で到達できるパフォーマンスを持つ。
同モデルは開発の一環として、これまでサーキットでの24時間耐久走行テストや26回連続の0-200km/h加速テストなどをこなして走行性能と耐久性能の両面で試験が繰り返されてきた。
今回のノルドシュライフェアタックも、その一環。今回は「ラップタイムに大きく影響する電力エネルギーの温度管理プロセスを知ること」を目的にアタックが行われた。
タイカンのプロトタイプはテストドライバー、ラース・ケルンがドライブ。“グリーンヘル”とも呼ばれるノルドシュライフェを7分42秒で駆け抜けた。
ポルシェの公式YouTubeチャンネルでは、そのアタックをまとめたダイジェスト動画と、アタックラップをチェックできるオンボード映像が公開されている。
フルEVマシンということもあり、エンジン音がなくタイヤのスキール音など走行ノイズだけが響くなか、ノルドシュライフェをアタックするオンボード映像はタイカンでしか見られない光景だろう。