押見修造の描き下ろしイラストを使用した、映画『惡の華』のポスタービジュアルが公開された。
9月27日から公開される同作は、押見修造の同名漫画をもとにした作品。シャルル・ボードレールの『惡の華』を心の拠り所にしている地方都市の中学2年生・春日高男がクラスのマドンナ・佐伯奈々子の体操着を盗んだことを問題児の仲村佐和に目撃され、そのことを秘密にする代わりにある「契約」を持ちかけられる、というあらすじだ。仲村からの変態的な要求に翻弄され、アイデンティティが崩壊していく主人公・春日役を伊藤健太郎、彼に執拗につきまとう仲村役を玉城ティナ、春日が片思いをする佐伯役を秋田汐梨、春日と交流を深める常磐文役を飯豊まりえが演じる。
公開されたイラストは、すでに公開されている映画のポスタービジュアルを描いたもの。前を見据える春日の姿や、仲村が上目遣いで睨み付ける様子などが写し出されている。あわせて押見のコメントも公開。「伊藤健太郎さんの演じる春日は完全に僕達の仲間です。玉城ティナさんの仲村さんを好きにならない奴と、僕は友達になれません」と語っている。
■押見修造のコメント
伊藤健太郎さんの演じる春日は完全に僕達の仲間です。
玉城ティナさんの仲村さんを好きにならない奴と、僕は友達になれません。
皆さんの顔を見ているだけで、僕の地獄が浄化されていく気がします。
井口監督から受けた影響をもとに描いたマンガを、監督自身の手でこのような映画にして頂けて幸せです。