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奥山由之の写真集『Girl』が7年ぶり復刊 『写真新世紀』優秀賞の代表作

2019年08月26日 19:10  CINRA.NET

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奥山由之『Girl』表紙
奥山由之の写真集『Girl』の復刊が決定。9月14日に刊行される。

1991年生まれの写真家、映像作家の奥山由之。2011年に『第34回写真新世紀』優秀賞、2016年に『第47回講談社出版文化賞』写真賞を受賞したほか、never young beachのPVなどを手掛けている。

2012年に発表された写真集『Girl』は『第34回写真新世紀』優秀賞を受賞した代表作を収めたもの。デザインは尾原史和が担当した。

同書について奥山は「思い出せるけど見えない、記憶の記録。確か、こんな感じだった」とコメント。また岸田繁(くるり)は「若冠21歳の、誰もがなりたくてもなれない、『磨かれた感性と普遍的な職人気質のクロスオーヴァー』。必見です」、デザイナーの森永邦彦(ANREALAGE)は「目にみえないものは写真には写らない。そんなものは嘘だ。写真には写らない美しさがこの本につまっている」と述べている。

■奥山由之のコメント
色や音、匂い、温度。安らぎと焦りと。乾き、悲しみ。光と陰。
心の浮遊。気持ちの揺らぎ。
どこまでも続く、緩やかな憂鬱。
思い出せるけど見えない、記憶の記録。
確か、こんな感じだった。

■岸田繁(くるり)のコメント
写真のことはよくわからんが、この人が撮っているのは、まぎれもなく「写真」であります。
若冠21歳の、誰もがなりたくてもなれない、「磨かれた感性と普遍的な職人気質のクロスオーヴァー」。
必見です。

■森永邦彦(ANREALAGE)のコメント
写真には写らないあの人の匂いがあるから。
写真には写らないあの人の声があるから。
写真には写らないあの人の感触があるから。
写真には写らないあなたの葛藤があるから。
だから僕はあなたの写真が好きなのだと思う。
嗅覚、聴覚、触覚、そして、こころ。
目にみえないものは写真には写らない。
そんなものは嘘だ。
写真には写らない美しさがこの本につまっている。