トライアンフモーターサイクルズジャパンは、DAYTONA(デイトナ)Moto2 765リミテッドエディションを発表。国内では2020年2月を予定している。発売価格は235万円(税別)となる。
トライアンフのミドルスーパースポーツであるデイトナは、数々のスーパースポーツ選手権で活躍。2014年のマン島TTレースでは、スーパースポーツクラスで勝利を収めている。2016年に排ガス規制などの影響により生産終了。トライアンフのランアップから外れてしまう。
そんなデイトナが2020年、MotoGPのMoto2クラスで培った技術を盛り込んだ765ccエンジンを搭載し、4年ぶりに復活を遂げる。
発表されたデイトナMoto2・765リミテッドエディションは、本物のMoto2ファクトリーマシンの走りに最も近い、公道で走行可能なモーターサイクルとのことだ。搭載するエンジンはMoto2派生のアップデートを施した量産型765ccエンジンで、最大出力は130PS/12,250rpm、 最大トルクは80 Nm/9,750rpmを発揮する。また車体には個別のシリアルナンバーが入る。
マフラーはアロー製チタンレースマフラーを装備。ブレーキはブレンボ製、サスペンションはフロント、リヤともにオーリンズ製とレースで培われたパーツがふんだんに盛り込まれている。タイヤはピレリ製のハイグリップタイヤ、ディアブロ・スーパーコルサSPを履く。
新型のデイトナは走りにフォーカスしていることから1人乗りのシングルシート仕様となっている。カウルはフルカーボン、メーターはフルカラーTFTディスプレイで起動画面ではMoto2のオフィシャルブランドロゴが表示される。
電子制御はトラックモードを含む5つのライディングモード(レイン、ロード、スポーツ、トラック、ライダー設定)が実装されており、シフトアップ/ダウンに対応したクイックシフターも装備する。
国内での発売は2020年2月を予定。発売価格は235万円(税別)と発表されている。発表されたマシンの諸元は以下の通りだ。
■デイトナMoto2 765リミテッドエディション 仕様
エンジンタイプ水冷並列 3 気筒 DOHC12 バルブ 排気量765ccボア×ストローク78mm×53.38mm 圧縮比12.9:1最高出力130PS at 12,250rpm 最大トルク80 Nm at 9,750rpm 燃料供給方式マルチポイントシーケンシャル電子燃料噴射SAI付電子制御スロットルエキゾーストシステムステンレス製3-INTO-1エキゾーストシステムステンレス製アンダーボディプライマリーサイレンサーアロー製チタンセカンドサイレンサー駆動方式チェーン クラッチ湿式多板 トランスミッショントライアンフアシスト付き6速フレームフロント:アルミニウムビームツインスパーリア:2 ピース高圧成型ダイキャスト スイングアーム両持ち式、鋳造アルミニウム合金フロントホイール鋳造アルミニウム合金5スポーク 17×3.5インチリアホイール鋳造アルミニウム合金5スポーク 17×5.5インチフロントタイヤ120/70 ZR17リアタイヤ180/55 ZR17フロントサスペンションÖhlins製NIX30 43mm径倒立フォーク調整式プリロードリバウンドダンピング&コンプレッションダンピング調整機能付きリアサスペンションÖhlins製TTX36ピギーバックリザーバータイプツインチューブモノショックコンプレッションダンピング&リバウンドダンピング調整機能付き フロントブレーキBrembo製Stylema4ピストンラジアルモノブロックキャリパー310 mm 径ダブルフローティングディスク切替式ABSリアブレーキ Brembo製シングルピストンキャリパー220mm径固定式シングルディスク切替式ABS全幅(ハンドルバーを含む)718mm 車高(ミラーを含まない)1105mm シート高822mmホイールベース1379mmキャスター角23.2°トレール幅91.1mm乾燥重量未発表燃料タンク容量17.4L燃料消費量未発表CO2 排出量未発表