日本の給与所得者の平均年収が432万円(民間給与実態調査)の現在、「年収700万円台なら持ち家を購入できるか、もしくは賃貸でもワンランク上の物件を選べるのでは」と思う人もいるのではないだろうか。実際、年収700万円台だと、どれくらいの家賃で、どのような住まいを選んでいるのか。
キャリコネニュースのアンケートに寄せられた年収700万円台の人の住居費や収入のバランス感を紹介する。
「広さと築年数と家賃のバランスで都内は無理なので、川を越えた埼玉に住んでいる」
神奈川県在住の30代独身男性から寄せられるように、「東京は地方の倍の値段で半分の広さ。ありえない」(年収750万円/家賃5万円/月々の貯金額15万円)と、家賃の高さを理由にあえて東京を避ける回答が目立った。
「広さと築年数と家賃のバランスで都内は無理なので、川を越えた埼玉に住んでいる。スーパーなども安めで貯金には最適」(埼玉県/30代男性/独身/年収780万円/家賃6万円/月々の貯金額30万円)
家賃の安い郊外で住居費を抑え、堅実に貯金をしている人も少なくないようだ。一方、家賃が高くても利便性を考えて都内に住む人もいる。
「共働きではあるものの、家賃は高め。とはいえ、便利さと通勤時間短縮が優先です」(東京都/30代男性/既婚/年収760万円/家賃20万円/月々の貯金額10万円)
ワークライフバランスを考えると、ある程度の家賃を払っても都内に住居を構えるのは一つの選択肢だろう。
「家賃8万7000円。もう少し安いところでも良いと考えている」
現在の住まいと収入のバランスについて聞くと、神奈川県在住で家賃10万円を払っているという30代既婚女性は、
「夫婦共働きで月の手取りが合計60万円あるが、固定費は安く抑えたいため10万円でちょうどよいと感じる」(年収740万円/月々の貯金額20万円)
と回答している。ほかにも家賃比率の理想について
「現在の家賃は13万円。10万円程度に抑えたい」(神奈川県/20代男性/独身/年収780万円/月々の貯金額3万円)
「家賃8万7000円。もう少し安いところでも良いと考えている」(宮城県/30代女性/独身/年収700万円/月々の貯蓄額10万円)
といった声が寄せられている。年収700万円とはいえ、居住先を自由に選べるわけではないという人が少なくはない。収入に見合う金額は人によって違うものの、年収700万円台の人は「目安は10万円程度」と感じている人が多いようだ。
キャリコネニュースでは引き続き「年収と貯金」「年収と家賃」に関するアンケートを募集しています。
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