イリノイ州のワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイ・アット・ゲートウェイで開催されているインディカー・シリーズ第15戦。23日に行われた予選は、ポイントリーダーのジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が今シーズン2度目のポールポジションを獲得した。
佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、5番手と好位置に付けている。
シリーズ終盤の3連戦の2戦目は、ゲートウェイの1.25マイルのショートオーバルで争われる今シーズン最後のオーバル戦だ。
予選前に行われた最初のプラクティスセッションでは、前戦ポコノでも4位と躍動したサンティーノ・フェルッチ(デイル・コイン)がトップスピードを記録。
2番手にマーカス・エリクソン(アロウ・シュミット・ピーターソン)とルーキーが続き、3番手はスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)、4番手にジョセフ・ニューガーデンが入った。佐藤琢磨は、8番手とまずまずの走り出しで予選に挑んだ。
1台ずつ2周を走行し、その平均スピードで争うオーバルの予選。最初のアタッカーとなったカーリンのコナー・デイリーは、25秒台で走行し179.399mphを記録する。
プラクティスで好調だったエリクソンは、7番目に登場し24秒6606、24秒4713で走行。トップを奪うも次のコルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー・レーシング)に交わされてしまう。
ハータのスピードを上回ったのは、11番目にアタックした同じルーキーのフェルッチ。プラクティスで見せた勢いを予選でも披露し1周目を24秒3856、2周目を24秒3078で走行し、平均184.830mphでトップに立つ。
そのスピードをさらに先輩チームメイトのセバスチャン・ブルデーが更新する。ブルデーは1周目を24秒2235、2周目はさらにスピードを上げ24秒1827で走行。平均185.927mphを記録する。
15番目のアタッカーとなった佐藤琢磨は、ブルデーに次ぐ2番手のスピードを記録し、上位陣のアタックを待つことに。
ウィル・パワー、シモン・パジェノーのペンスキーふたりが琢磨を上回るもブルデーには届かず。チャンピオンを争うディクソン、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)も伸び悩む。
しかし、ラストアタッカーとなったニューガーデンがブルデーの今季初ポールを阻む。ニューガーデンは、1周目を24秒1145と最速で走行すると2周目も24秒1409でまとめ、平均186.508mphを記録。今季2度目となるポールポジションを獲得した。