世界的な景気悪化を受けてなのか、航空券市場も値下がり傾向だ。日本発のアメリカ・ヨーロッパ往復航空券の価格も下落しつつある。
大阪/関西発だと、総額3万円台で欧米へ行ける[caption id="attachment_122127" align="alignnone" width="600"] スカイスキャナーより[/caption]
一例として挙げるのは、中国南方航空利用、瀋陽乗り継ぎの航空券だ、少し先の日程だが、10月16日大阪出発、10月22日現地出発などの日程で最安値は執筆時で総額39,609円だ。
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この航空券の乗り継ぎだと、瀋陽で1泊しないといけず、移動で1日かかることになるが、それでも割安だ。
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イタリア・ローマ行きも、中国南方航空利用で総額3.7万円程度(執筆時)。
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こちらは乗り継ぎが片道あたり2回や3回発生するので、万人におすすめできるものではないが、時間があってもお金がないという人には、なかなか悪くないのではないだろうか。
大阪発より東京発の方が割高だが、価格水準は同程度[caption id="attachment_122144" align="alignnone" width="255"] 東京~ローマ4.3万円(スカイスキャナーより)[/caption]
東京発の方が、まだまだ航空需要が旺盛なのか割高感が否めないものの、東京~ローマ間の中国南方航空の航空券は総額4.3万円程度と同水準となっている。
[caption id="attachment_122165" align="alignnone" width="600"] ローマからの往復航空券相場(スカイスキャナーより)[/caption]
ローマから欧州各地へは航空網がLCC含め発達しているので、ヨーロッパの玄関口としてローマを利用するのもアリだ。
東京発ロサンゼルス往復航空券も総額4.4万円台から[caption id="attachment_122164" align="alignnone" width="600"] スカイスキャナーより[/caption]
一方、同時期のロサンゼルスへの往復航空券は、総額4.4万円台で、厦門(アモイ)乗り継ぎの厦門航空利用だ。以前当誌ではシアトルまでの厦門航空利用プランを紹介しているが、ほぼ同じ価格水準になったともいえそうだ。
燃油代も値下がりへ、今後も航空券相場は下落か?今後の航空券相場は見通せないものの、燃油サーチャージの算定基準となる原油価格が下がり始めており、JAL(日本航空)やANA(全日本空輸)も10月以降発券分の燃油サーチャージ引き下げを発表した。
航空券相場は値下がりする余地はまだまだあり得る。今般世界経済の不安材料は多いものの、筆者としては「ちょうど良い航空券相場」が形成され続ければと思わなくもない。