2019年08月22日 12:42 リアルサウンド
毎週日曜日に放送されている大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』(NHK総合)に、浅野忠信、徳井義実(チュートリアル)、安藤サクラが出演することが明らかとなった。
参考:『いだてん』で上白石萌歌が再び泳ぐ 『3年A組』景山澪奈と“真逆”の競泳界スターに
宮藤官九郎のオリジナル脚本をもとにした『いだてん』は、昭和39年の東京オリンピックまでの半世紀にわたる日本とオリンピックとの関わりを描くドラマ。阿部サダヲ演じる田畑政治が主役となった第二部が6月30日よりスタートし、8月18日放送の第31回では、1932年のロサンゼルスオリンピックの模様が描かれた。
出演が決まった浅野が演じるのは、自民党幹事長・初のオリンピック担当大臣・川島正次郎。ナンバー2でいることを好み、自民党幹事長や副総裁の座に長く君臨した。「政界一寸先は闇」などの語録で知られ、背広のポケットに手を突っ込んで口笛を吹きながらさっそうと歩く姿から“陽気な寝業師”とも言われた。初のオリンピック担当大臣として田畑と対立し、田畑失脚の引き金となる。
徳井が演じるのは、1964年東京オリンピック 女子バレーボール日本代表監督・大松博文。女子バレーボールの実業団「日紡貝塚」を率い、175連勝という大記録を打ち立てた名監督。“燃え尽き症候群”になっていたところを田畑に説得されて現場に復帰、1964年東京オリンピックで金メダルをもたらす。「回転レシーブ」などを考案し、その過酷な練習から「鬼の大松」と言われた。
安藤が演じるのは、女子バレーボール日本代表チームの主将・河西昌枝。卓越したリーダーシップでチームを統率し、1962年にモスクワで開催された世界選手権で当時無敵だったソ連に勝利。1964年東京オリンピックでも再びソ連を下して、日本中に大ブームを巻き起こした。
3名は第41回(10月27日放送予定)より登場する。また、出演発表にともない、3名から下記のコメントが寄せられている。
コメント
●浅野忠信(川島正次郎役)
大河ドラマにはなかなか縁がないと思っていたので、大変うれしいです。
川島は田畑とは違う視点で「オリンピック」を見ている男です。ナンバー2という生き方や、粋でしたたかな二面性も魅力的で、自分に向いている役だと思っています(笑)。宮藤官九郎さんとは映画で共演したり、バンド活動でも“対バン”したりしていますが、そうしたなかで僕という俳優のことを理解してくださったとありがたく感じています。
●徳井義実(大松博文役)
宮藤官九郎さん脚本の大河ドラマですし、阿部サダヲさんも大好きなので、めちゃくちゃうれしいです。中学・高校とバレーボールをやっていたので“鬼の大松”のことは知っていました。「そんな怖いイメージ、俺にはないし……」と一瞬ひるみましたが、大松監督を演じられるのはすごく光栄なことだと感謝しています。あの日のバレーボール少年に、「お前は将来、大松監督をやるんやぞ!」って言ってあげたいです。
●安藤サクラ(河西昌枝役)
ドラマも終盤でまさか呼んでいただけるなんて思ってもいなかったので、とっても嬉うれしいです。宮藤官九郎さんの脚本を読んでいると「この中に入ってみたい!」と、うきうきしてきます。台詞せりふは多くないのですが、現場に行くとその一言に込められている熱量に驚かされ、東洋の魔女の凄すさまじい覚悟を感じながら撮影しています。バレーボールができて、『いだてん』に出られて、大河ドラマに出られて、ものすごく楽しいです!
(リアルサウンド編集部)