箱田優子監督の映画『ブルーアワーにぶっ飛ばす』のコミカライズが9月6日に刊行される。
10月11日から劇場公開される『ブルーアワーにぶっ飛ばす』は、仕事にも人生にもぼやきながら東京でCMディレクターとして働く30歳の砂田が、病気の祖母を見舞うため、自由奔放な友人・清浦と共に大嫌いな地元・茨城に帰ることになるというあらすじ。砂田役に夏帆、清浦役にシム・ウンギョンがキャスティング。
コミカライズを手掛けたのは箱田監督自身。「『コミカライズするよ!』って言われて『え!良いすね!面白そう!』って無邪気に喜んでた私。『描くのは監督だよ』って言うクレイジー編集者の提案に『あはははマジすかあははは』って半狂乱で描いた品がこちらになります」とコメントを寄せている。監督は東京藝術大学美術学部絵画科卒という経歴を持っている。
■箱田優子監督のコメント
映画は初めて作りました。漫画も初めて描きました。
「コミカライズするよ!」って言われて「え!良いすね!面白そう!」って無邪気に喜んでた私。
「描くのは監督だよ」って言うクレイジー編集者の提案に「あはははマジすかあははは」って半狂乱で描いた品がこちらになります。
漫画というジャンルに入るのかもわかりませんが、表現の場はジャンル分けも経験も資格も関係なく自由である事に、どこか救われた気がしました。お楽しみください。
■夏帆のコメント
箱田さんの繊細な絵のタッチが、じわじわ胸に広がります。
この物語、やっぱりわたし好きだな。
箱田さんのマンガデビュー作、映画とあわせてぜひよろしくお願いします。
■シム・ウンギョンのコメント
映画と一緒にお読みになると楽しみが倍になります。映画のようなコミック、コミックのような映画のコラボレーション。
コミックでは、砂田と清浦の心理と二人の旅程が、より繊細に描かれています。
自分の中にいるもう一人の自分、大人になりながらいつの間に心の隅に隠しておいた清浦をもう一度引き出して自分の素直さに出会える、鏡を見つめているような感性的な時間になると思います。
今を生きている“砂田たち”にとって安らぎの時間になる、この作品を楽しんでください。