トップへ

NASCAR第24戦:ハムリンがシーズン4勝目。ディベネデットが2位に入りトヨタがワン・ツー

2019年08月22日 02:51  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

NASCAR第24戦ブリストルを制したデニー・ハムリン(トヨタ・カムリ)
2019年のモンスターエナジーNASCARカップは8月17日、テネシー州ブリストルのブリストル・モーター・スピードウェイで第24戦が行われ、デニー・ハムリン(トヨタ・カムリ)が優勝。2位にマット・ディベネデット(トヨタ・カムリ)が続き、トヨタ勢がワン・ツーを飾った。

 1周0.533マイル(約860m)で傾斜角も大きいことから、“世界最速のハーフマイル”の愛称も持つブリストル。そんなショートトラックを舞台に争われた第24戦は17日(土)の19時50分、125周、125周、250周の3ステージ合計500周で争われた。

 125周目までのステージ1は、チェッカーまで残り3周となったところでチェイス・エリオットとカイル・ラーソンのシボレー・カマロZL1同士によるトップ争いが勃発する。

 一度はエリオットが前に出たものの、ファイナルラップの125周目にラーソンが反撃すると、そのまま逃げ切りステージ1を制した。

 続くステージ2は複数回イエローコーションが出る荒れた展開に。チェッカー目前の244周目のターン2でクリント・ボウヤー(フォード・マスタング)がスピンし、イエローコーションが導入される。

 このタイミングでピットインする車両も多かったが、先頭集団ではカート・ブッシュ(シボレー・カマロZL1)がステイアウトしてラップリーダーへ。ピット作業を行ったダニエル・スアレツ(フォード・マスタング)が続く形となる。

 レースが249周目に再開されると、トップのカート・ブッシュが逃げ切りチェッカー。ステージ2を制した。

 最終ステージ3も373周目に多重クラッシュが発生するなど、乱戦の様相を見せる。すると、396周目にエリック・ジョーンズ(トヨタ・カムリ)を交わしたマット・ディベネデットがラップリーダーへ。2番手に後退したジョーンズは直後にウォールへヒットしてしまい、ポジションを落としてしまった。

 ラップリーダーとなったディベネデットは自身初優勝へ向けてリードを広げていくが、レース残り45周を切ったあたりから2番手ハムリンがギャップを縮め始める。

 その後、首位ディベネデットが周回遅れの処理に手間取ったこともあり、残り15周で両者はサイド・バイ・サイドとなると、接触しながらのバトルを展開。4周におよぶバトルの末、ハムリンが首位におどり出た。

 トップに浮上したハムリンは、そのままリードを0.502秒まで広げてトップチェッカー。2019年シーズン4勝目を挙げた。

 ディベネデットは自身初優勝こそ逃したものの、キャリアベストとなる2位を獲得。3位にはブラッド・ケゼロウスキー(フォード・マスタング)が続いた。

 この週末は16日(金)に下位シリーズのエクスフィニティ第22戦、15日(木)にガンダー・アウトドアズ・トラック・シリーズ第17戦が行なわれ、エクスフィニティではタイラー・レディック(シボレー・カマロ)が、トラック・シリーズではブレット・モフィット(シボレー・シルバラード)が、それぞれ優勝を飾っている。

 2019年のモンスターエナジーNASCARカップ第25戦は9月1日、サウスカロライナ州ダーリントンのダーリントン・レースウェイで決勝が行なわれる。