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マクラーレン、インディカーで起用するドライバーのF1テスト参加を検討か。アロンソ加入の噂にも言及

2019年08月19日 20:01  AUTOSPORT web

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2019年のインディ500に出場したフェルナンド・アロンソ
マクラーレン・レーシングのCEOを務めるザク・ブラウンは、2020年にフルタイムでインディカーに参戦するチームのドライバーについて、モータースポーツの最高峰においてレースをするチャンスの“見込み”があると見なされるなら、F1テストに起用する可能性があると語った。

 マクラーレンは2020年からインディカーへ活動の場を広げ、有力チームであるアロウ・シュミット・ピーターソン・モータースポーツ(ASPM)との提携によりフル参戦する予定だ。

 チームのラインアップはまだ決定していないが、現ドライバーのジェームズ・ヒンチクリフは、理論上は来年もASPMとの契約を有している。ブラウンは、先週マクラーレンがインディカーにフル参戦することを発表して以来、ドライバーコミュニティから大きな関心が寄せられていると語っている。

「発表以来、あらゆる人物から多くの電話がかかってきている」とブラウンは月曜日の記者会見で語った。

 またブラウンは、誰がアロウ・マクラーレン・レーシングSPに加入するかに関わらず、少なくとも適切な候補者にとっては、インディカーのチームへの加入がF1テストへのルートになると語った。

「我々は現在ルーキードライバー(セルジオ・セッテ・カマラ)を擁しており、彼はF1でルーキーテストを受けることになっている」

「そしてもちろん、もし我々のインディカードライバーのひとりについて、F1でのチャンスがあると感じたら、彼にルーキーテストを受けさせることを検討することは確かだ」

「それがF1とインディカー参戦を組み合わせるうえでエキサイティングなことのひとつだ。それによりドライバーやエンジニアにチャンスを作り出すことになる。特に我々は予算制限を検討しているし、F1は変わり始めようとしている」

「人材の確保について違うやり方ができるようになるのだ」

■囁かれるアロンソ加入の噂。モンツァで話し合いへ

 フェルナンド・アロンソの名前は、マクラーレンの新プロジェクトの周囲で引き続きささやかれている。共同チームオーナーのサム・シュミットは、アロウ・マクラーレン・レーシングSPが2020年にはフルタイムで3台体制に拡大する可能性を示唆しており、インディアナポリスへの3台目のエントリーが事実上保証されている。

 ブラウンは、9月にモンツァで行われるF1第14戦イタリアGPでアロンソと会う予定だと語り、アロンソの2020年の計画について打診するという。

「私はイタリアGPでフェルナンドと会う予定だ。彼は(マクラーレンの)現在のインディカー活動のすべてについてよく知っているし、しばらくのあいだ関わってもいる」とブラウンは語った。

「彼のインディ500優勝の野望が完全になくなったなどと私は思わないが、おそらく彼はインディカーのフルシーズン参戦にはまだ関心を示していない」

「彼は20年にわたり多くのレースで成功している。彼は今年の後半の間に、将来何をやりたいか検討したいのだと思う」

「彼はインディカーにおいて傑出した才能を発揮すると思う。私が彼について知っていることと、彼のドライビングスタイルから考えると、彼は大きな成功を収めるだろうし、歓迎され、楽しむことになるだろうと個人的に思っている」

「だがフェルナンドという人物に対しては、彼の前に機会を示して、彼に選ばせなければならない」

「そういうわけで、私は彼と1カ月ほどかけて機会を検討することになるだろう。だが彼は2020年にフルシーズン参戦をすることは希望していないと思う」