映画『わたしは光をにぎっている』の初日が11月15日に決定。あわせてポスタービジュアルと予告編が公開された。
同作は『走れ、絶望に追いつかれない速さで』『四月の永い夢』などの監督作を発表している1990年生まれの中川龍太郎監督の新作。両親を早くに亡くして長野・野尻湖の畔の民宿を祖母と切り盛りしていた20歳の宮川澪が、祖母の入院をきっかけに父の親友だった京介を頼って上京し、彼が経営する銭湯の仕事を手伝うようになるが、東京での日々が少しずつ楽しくなってきた矢先に区画整理で銭湯が閉店する運命にあることを知り、ある決断をする、というあらすじだ。宮川澪役に松本穂香がキャスティング。
ポスタービジュアルには「しゃんとする。どう終わるかって、たぶん大事だから。」というコピーと共に澪の姿が写し出されている。
カネコアヤノが歌う主題歌“光の方へ”を使用した予告編では、樫山文枝演じる澪の祖母・宮川久仁子の「『わたしは光をにぎっている』おばあちゃんの大好きな詩」というセリフや、澪が銭湯の仕事を手伝う様子、再開発のために家が取り壊されるシーン、光石研演じる銭湯の店主・京介が「ここなくなるんだ」と澪に語る場面などが確認できる。
作品について松本は「自分が出ている作品なのに、こんな風に泣いたのは初めてのことでした。この映画に出会えてよかったです」、中川監督は「翔べない時代の魔女の宅急便」とコメント。