8月18日(日)、スーパーフォーミュラ第5戦もてぎの決勝レースが行われ、ITOCHU ENEX TEAM IMPULの平川亮が逆転でスーパーフォーミュラ初優勝を飾った。2位は小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)、3位がニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM'S)と、トヨタ勢が表彰台を独占する結果となった。ポールポジションからスタートしたアレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)は4位に終わったものの、ホンダ勢トップとなっている。
半数以上のドライバーがソフトタイヤを選択しているが、石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)、野尻智紀(TEAM MUGEN)、山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、ハリソン・ニューウェイ(B-Max Racing with motopark)、ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM'S)、牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)、パトリシオ・オワード(TEAM MUGEN)、アーテム・マルケロフ(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)がミディアムタイヤを装着した。
14時15分にはフォーメーションラップがスタートしたが、8番グリッドの山本がエンジンストールを起こしてストップしてしまい、まさかのピットレーンスタートに。さらに追加のフォーメーションラップを終えてグリッドにつく際にハリソン・ニューウェイ(B-Max Racing with motopark)とパトリシオ・オワード(TEAM MUGEN)も同様にエンジンストールを起こしてしまった。これにより、赤旗が掲示されスタートディレイ。ニューウェイとオワードはグリッド最後列からのスタートとなった。
スタートでは2番手の平川が好スタートを切ったものの、パロウが先頭で1コーナーへ向かい、福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が3番手とトップ3は変わらず。その後ろでは7番手スタートの小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)が文字どおりのロケットスタートを決めて4番手に浮上し、ルーカス・アウアー(B-Max Racing with motopark)が5番手となった。
後方でも大きく順位が入れ替わり、国本雄資(KONDO RACING)はポジションを9つ上げて6番手に、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が7番手となった。
また7周目には中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM'S)がミディアムタイヤに交換、またすでにタイヤ交換を終えているニューウェイが再度ピットインし給油を行った。さらにはソフトタイヤでスタートした坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)が9周目にソフトタイヤへ交換。どうやら坪井は2ストップ作戦を選択したようだ。