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元レッドブルF1のリカルド「ガスリーに何が起きたのか分からない」フェルスタッペンとの大差に驚く

2019年08月17日 12:21  AUTOSPORT web

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2019年デモランイベントでのマックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)
ダニエル・リカルドが、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリーのパフォーマンス差が予想以上に大きくて驚いたと語った。

 リカルドが2019年にルノーに移籍することを決めたため、レッドブルは後任としてトロロッソで走っていたガスリーを昇格させた。大きな期待を担っていたガスリーだが、チームメイトのフェルスタッペンとのタイム差は大きく、シーズン前半12戦のなかでフェルスタッペンが2勝を挙げたのに対しガスリーの最高位は4位と、リザルトにも大きな違いが出た。ふたりのポイント差は118点まで拡大し、コンストラクターズ選手権2位をかけてフェラーリと争いたいレッドブルは、サマーブレイクに入った直後、ガスリーのトロロッソ降格とアレクサンダー・アルボンの起用を発表した。

 このニュースが流れる前に、リカルドは今シーズン前半のフェルスタッペンとガスリーの差に驚いたとコメントしていた。リカルドは2016年スペインGPから2018年末までフェルスタッペンとペアを組んでいたため、フェルスタッペンの強さは十分理解しているが、それにしてもガスリーがここまで苦しむとは予想していなかったという。

「彼(ガスリー)にとっては厳しい状況だが、これが現実だ。マックスとの差はとても大きい」とリカルドはMotorsport Weekに対して語った。

「ピエールに何が起きているのか分からない。去年はトロロッソでいい成績を上げていた。レッドブルより明らかに劣ったマシンでね」

「僕はマックスと同じチームで走ったことがあるから、彼の強さを知っている。だから、ピエールがすぐにマックスを倒すようなことはないと思っていた。マックスの方が強いことに驚きはない。ただ、ふたりのギャップの大きさには驚いている」