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NASCAR:デイル・アーンハートJrが乗った飛行機が大破炎上。搭乗者は全員無事の報

2019年08月16日 10:01  AUTOSPORT web

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2017年限りでNASCARカップシリーズからの引退を表明したデイル・アーンハートJr.
NASCAR.comや全米の主要メディアは8月16日、元NASCARドライバーで現在JRモータースポーツのチームオーナーとNBCの解説を務めているデイル・アーンハートJrが乗ったセスナ機が、テネシー州エリザベストン空港に着陸した後、滑走路から外れ大破炎上したと報じた。ただ、アーンハートJrと家族、ふたりのパイロット全員が脱出し、怪我はないという。

 7度のNASCARチャンピオンであるデイル・アーンハート・シニアの息子で、デイトナ500での二度の勝利をはじめ、2017年に引退するまでNASCARのトップドライバーのひとりとして活躍してきたアーンハートJrは、現在NBC局のNASCAR中継の解説を務めており、今週テネシー州のブリストル・モータースピードウェイで開催されるレースのためにトラックへ向かっていた。

 しかしNASCAR.comが連邦航空局(FAA)のレポートとして伝えたところによれば、16日午後、アーンハートJrと妻のエイミー、娘のイスラ、ふたりのパイロットが乗ったセスナ機は、エリザベストン空港に着陸した後、滑走路24の端から外れ炎上した。FAAによれば、炎上した飛行機はアーンハートJrによってN8JRとして登録した機体だという。

「事故後、5分以内に現場に到着したが、機体は完全に炎に包まれていた」とカーター郡のデクスター・ランズフォード保安官は夕方に行われた記者会見で述べた。

「しかし乗員は5人全員がそこから脱出しており、全員が負傷していなかった。この状況下で、我々は非常に恵まれており、幸運だった」

 また、エリザベストン消防局のバリー・キャリアー主任は、アーンハートJrは駆けつけた救急隊員と話をしながら、家族とともに緊急ではないかたちで地元病院に搬送されたと確認。その後アーンハートJrは退院しているという。

「彼らはとても幸運だった」とキャリアー主任。

「航空機の機体はほとんどが破壊されている」

 NBCスポーツは、SNS上でアーンハートJrは家族のために今週のブリストルのレース中継には参加しないが、2週間後に行われるダーリントン戦の放送に復帰すると発表した。下記はアーンハートJrの無事を伝えるNBCスポーツのツイート。

A plane carrying Dale Earnhardt Jr., his wife Amy and their daughter Isla rolled off the end of a runway and caught fire upon landing today in Tennessee. All aboard the plane are safe. pic.twitter.com/fULV52F1Bk— NBC Sports (@NBCSports) August 15, 2019