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瀬戸康史が見抜いた嘘に秘められし愛 『ルパンの娘』Lの一族を殺そうとしている人物とは

2019年08月16日 07:31  リアルサウンド

リアルサウンド

『ルパンの娘』(c)フジテレビ

 一時は暗雲の立ち込めた華(深田恭子)と和馬(瀬戸康史)の関係であったが、和馬が意を決して華にプロポーズを申し込む。『ルパンの娘』(フジテレビ系)第6話では、華と和馬をめぐる恋の矢印が交錯する回となった。


【写真】華のもとへ駆けつける和馬


 和馬に正体がバレ、和馬と別れることを決めた華。しかし和馬のことを諦められずに過ごしていた。そして華は和馬と別れたことを機に、三雲一家を継ぐべく積極的に泥棒行為に参加するようになる。そんな中、国際的窃盗団「ブラックマンバ」の出現で三雲一家、警察は一気に動きだす。警察はブラックマンバとLの一族の逮捕のために積極的に捜査に乗り出す。そして「Lの一族を捕らえるためなら殺しても構わない」という上からの指示を受け、その罪はブラックマンバに被せるという作戦で美術館に乗り込んだ。


 一方、三雲一家はブラックマンバと同じお宝を狙い、美術館に忍び込む。華とブラックマンバは直接対決となったが、和馬への想いが断ち切れず任務に集中できない華は、ブラックマンバに捕らえられてしまうのであった。そんな時、華を救おうとした和馬がブラックマンバの居場所に単身乗り込んだ。和馬の活躍で華は殺されずにすみ、さらに和馬の計らいで逮捕されずに逃がしてもらった。後日、二人は再会し、和馬は華にプロポーズをする。


 華と和馬の恋が立ち行かなくなった頃、二人のもとに愛を伝える人が現れた。華の元には円城寺(大貫勇輔)が現れ、歌に乗せて「幼い頃から君をずっとかわいい妹のように思ってた だけど今はとても愛しい人だから」と華に愛情があることを示した。しかし告白は大仕事のあとにとっておくと言い残し、去ってしまう。一方で和馬の元にはエミリ(岸井ゆきの)が現れ、「見てください 私のことも 見てください」と俳句に乗せて気持ちを伝えるのであった。これまでも和馬を想う様子を見せてきたエミリだが、和馬に対して一歩踏み込む決心をしたのだろう。今まで二人を遠くから見ていた人物による愛の告白で、華も和馬も動揺する。しかし二人の気持ちは変わらず、結局はお互いのことしか考えていないのであった。


 今回和馬は、華が泥棒であることで思い悩み、なかなか交際を続けることを決められなかった。華もまた、和馬のことで任務に集中できず空回りしている状態である。そんな二人を繋いだのは、和馬の父の言葉であった。和馬の相談に「その嘘の奥に秘めているものがなんなのか、そこまで見抜くのが本物の刑事」と答え、罪を裁くことだけではない価値観を和馬に教える。そして和馬は、今まで華がいたからこそ事件を解決できたこと、華によって助けられてきたことを思い返し、プロポーズに踏み切るのであった。


 第6話の段階では華の返事はまだない。次週以降で二人の関係はさらに進展するのであろう。その一方で、泥棒と警察の恋という乗り越えるのが難しい問題も立ちはだかっている。二人がどう解決していくのか、円城寺とエミリの恋はどうなるのか、注目していきたい。


(Nana Numoto)