トップへ

是枝裕和監督がフランスで見出した子役の姿も カトリーヌ・ドヌーヴ主演『真実』特報映像

2019年08月16日 07:31  リアルサウンド

リアルサウンド

photo L. Champoussin (c)3B-Bunbuku-Mi Movies-FR3 (c)2019 3B-分福-MI MOVIES-FRANCE 3 CINEMA

 是枝裕和監督最新作『真実』の特報映像が公開された。


 是枝監督の長編14作目にして初の国際共同製作映画で、全編フランスにて撮影された本作。国民的大女優ファビエンヌが自伝本『真実』を出版し、アメリカで脚本家として活躍する娘のリュミール、テレビ俳優の娘婿ハンク、ふたりの娘のシャルロット、ファビエンヌの現在のパートナーと元夫、そして長年の秘書たちが、お祝いと称して集まる。そしてこの自伝は、次第に母と娘の間に隠された、愛憎渦巻く“真実”をもあらわにしていく。


 主演を務めるのは、『シェルブールの雨傘』のカトリーヌ・ドヌーヴ。彼女の娘役に『ポンヌフの恋人』のジュリエット・ビノシュ、娘婿役に『6才のボクが、大人になるまで。』のイーサン・ホークらが集まった。


【動画】『真実』特報映像


 この度公開された特報映像は、晩秋のパリ、ドヌーヴ演じる大女優ファビエンヌが暮らす、美しい緑が広がる大きな家の庭でのシーンから始まる。大きな荷物を抱えて歩くビノシュ演じるファビエンヌの娘と、ホーク演じる彼女の夫、そして彼らに挟まれて「おばあちゃんのお家って…お城みたい」と子どもらしい目線で呟くのは、本作のために是枝監督がフランスで自ら見出した、孫娘役のクレマンティーヌ・グルニエだ。


 「この本のどこに“真実”が?」一転、物語はファビエンヌの自伝本『真実』の内容を巡り、母と娘の“嘘”と“真実”が徐々に明らかになっていく。娘に過去の家族との記憶を問い詰められても、その問いをかわすように「あれは事故よ」と語る母に対し、「ママを許さない 絶対に」と冷たく言い放つ娘。自伝本に綴られなかった“ある秘密”が、母と娘の心の影を次第にあらわにしていく。


(リアルサウンド編集部)