カラダノートは8月14日、子育てしながら働くことに関する意識調査の結果を発表した。調査は今年7月に実施し、専業主婦254人から回答を得た。
「専業主婦であることをうしろめたく感じたことがある」という人は40.6%。理由として最も多かったのが「自分がお金を稼いでいない」(54.5%)で、次いで「周囲のワーキングマザーとの比較」(15.2%)と続く。
障壁になりそうなのは「家事育児と仕事の両立」「希望する条件の就業先があるか」
専業主婦であることについて、回り方否定的なことを言われた経験があるという人は19.7%。具体的には、
「子育てがひと段落したら働いたら?皆働いてるし」(夫)
「いつまでも働かないわけにいかないんだから、考えないとね」(義母)
「家にいてすることあるの?」(友人)
「仕事しないの?このままでいいの?」(ワーキングマザーの友人)
など、身近な人から言われたという声が多かった。「今すぐ働きたい」(13.4%)、「いずれ働きたい」(68.9%)と考えている専業主婦は合計82.3%にのぼっている。働きたい理由としては「自由に使えるお金が欲しい」(42.9%)」が最も多く、続いて「社会や人とのつながりが欲しい」(12.2%)、「経済的に自立したい」(8.3%)と続いた。
働くことになった場合に障壁になりそうなことを聞くと、1位は「家事育児と仕事の両立」(29.1%)で、以降は「自分のブランクや希望する条件の就業先があるかどうか」(25.6%)、「保活を含む預け先の確保」(13.4%)と続く。
一方、「働きたくない」と回答した人は、「外に出て働くよりも子どもと一緒にいたい」(42%)、「家事育児で余裕がない」(30%)と考えていることがわかった。
女性活躍の推進については「結局女性の負担が減る訳ではないと感じる」
女性活躍に関する世の中の取り組みについては、「賛成」が42.5%で、「どちらともいえない」が50.4%となった。
賛否の理由については、「賛同しているし、もっと進むといい」という人も34.7%いるが、「そんなことは求めていない」(14.6%)、「焦りやプレッシャーを感じる」(11.8%)、「おいてけぼりのような感覚がある」(10.2%)といった声もあがっている。
具体的には、賛成派から「どの職場でも女性が活躍できれば、この先働きやすくなるかもしれないから」という声があがる一方で、
「子育てだけでは不十分で、仕事をしなければ社会に貢献していないと言われているよう」
「家事育児に加えて社会に出て働きなさいというプレッシャーを受けている気分になる」
「結局女性の負担が減る訳ではないと感じる」
といった声もよせられた。また、「働く人が快適に働けるような社会が理想。働きたくない人にまで強要しないでほしい」「家事や育児を頑張ることも立派な活躍」と訴える人もいる。