1998年と1999年のF1チャンピオンであるミカ・ハッキネンは、2019年F1後半戦について考察し、メルセデス、レッドブル、フェラーリの激しい優勝争いが見られると予想した。
2014年から5年連続でダブルタイトルを獲得しているメルセデスだが、この数戦は弱点やミスを見せており、レッドブル・ホンダとマックス・フェルスタッペンが勝利を2回もぎ取った。
フェラーリは未勝利のままサマーブレイクを迎えたものの、後半戦序盤のベルギーGPとイタリアGPでは強さを発揮するものと広く予想されており、ハッキネンもその意見に同調している。
「スパとモンツァで彼らは戦いに戻ってくるだろう。彼らの直線スピードの速さがものをいうサーキットだからだ」とハッキネンはUnibetが掲載するコラムに記した。
「だが、彼らのマシンはすべてのグランプリで力を発揮するわけではない。メルセデスに勝てないばかりか、いまやレッドブル・ホンダのパッケージより競争力が劣っている」
ハッキネンは、メルセデスは以前とは異なり、すべてのグランプリで強さを発揮することは難しくなるとの考えも示した。
「今シーズン後半は、前半とは全く異なる展開になるだろう」とハッキネンは言う。
「スパとモンツァではフェラーリが勝ちに来る。一方でレッドブルとホンダは開発をさらに進めるはずだ。メルセデスはもはや圧倒的優位を示すことはできなくなるだろう」
「夏休み前の4戦は非常にエキサイティングなレースだった。12月1日の最終戦アブダビまでの間にさらに面白い戦いが見られるはずだ。楽しみだよ」