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「ボルコム」が節水プログラム発表、デニム製造1本あたり平均13Lを削減

2019年08月13日 19:22  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

メインヴィジュアル Image by: ボルコム
「ボルコム(Volcom)」が、メンズ、ウィメンズ、キッズ向けデニムコレクションの節水プログラム「WATER AWARE」を発表した。同社のサステナビリティへの取り組み「Eco-Trueイニシアチブ」の一環として取り入れられるもので、デニムの製造における節水ウォッシュ加工および仕上げプロセスにおける従来の工程より、デニム1本あたり平均13Lの水の節約を実現させた。
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 WATER AWAREでは、リーバイ・ストラウス&カンパニーが開発した技術「Water <Less™」のオープンソースを活用。工場パートナーと共同で、酵素とオゾンのウォッシュ加工および仕上げ技術を採用したほか、これまで工程ごとに分かれていた水使用サイクルを1つのプロセスにまとめることで、約半年で水の使用量を40%削減し、推計約400万Lを節水できる見込みだという。また、節水以外にデニム製造におけるウォッシュ加工で軽石を使用する「ストーンウォッシュ加工」を見直し、今後は「レーザー加工」を採用。水の使用量の削減および廃水の清浄化に加え、軽石を採鉱するための重機の使用をなくすことで全体的なエネルギー消費量の削減を図る。
 ボルコムはこれまでも公正労働協会の認定のほか、オーガニックコットン、REPREVE®のヘンプ繊維、Econyl®のリサイクル繊維といったサスティナブル素材の導入など、倫理的およびサスティナビリティに取り組んでいる。WATER AWARE導入後も、他の節水方法を模索し続けるという。
[[https://youtube.owacon.moe/watch?v=0Ux8BkYp7Kg]]