F1ブログ「Shots!」を連載している熱田護カメラマンが、ホンダの山本雅史F1マネージングディレクターに読者からの質問を届ける特別企画。素朴な疑問から人生相談までなんでもござれ(たぶん!)。さて、今回はどんな質問に応えてもらえるのでしょうか。
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読者:谷口さんからの質問
──僕はいま、小学6年生です。4年生のときにはじめて鈴鹿サーキットでF1レースを見て、自分もレースをしたくてその日にコチラレーシングカートで練習しました。
家ではグランツーリスモSPORTで練習していて、もうすぐいばらき国体の予選大会に出ます。でも、このまえ鈴鹿サーキットのアドバンスカートがもうすぐなくなってしまうと聞きました。
お父さんは中嶋悟選手が活躍していた頃からF1ファンだと言うし、レースのこともいろいろ教えてくれるけど、いまは英語と算数を一生懸命勉強しろと言うばかりでドライバーになる方法はわからないみたいです。
僕が将来レーシングドライバーになってF1をめざすには、どうしたらいいでしょうか?よろしくお願いします。
山本雅史マネージングディレクター(以下、山本MD):お父さんが言っている、英語と算数の勉強は続けてください。まず、F1を目指す原点はレーシングカートです。
レーシングカートは今の年齢からできるはずなので、まず一度お父さんとカートコースに行ってレーシングカートをみてください。そこで自分でできそうであれば、チャレンジしてみたらどうでしょうか?お父さんと良く話し合ってあなたの気持ちを伝えることも大切だと思います。
読者:chisatoxtremeさんからの質問
──普段WEBサイトやTVなど現場から離れた所でF1を観ているときと、実際のF1レース現場で作業している時に感じる違いは何かありますか?視聴者にはどんな感じで観てもらいたいとかありますか?
山本MD:まず、雑誌やインターネットなどで自分のF1知識を深めつつテレビで見ていただいてから、現地観戦をしてもらうとより楽しめると思います。モータースポーツって、いろいろな角度から楽しめると思うんですよね。
ドライバーのこと、マシンの技術的なこと、レース戦略などそれぞれが奥深いので、自分の興味あるところを探してみてもらうとより現地での観戦が楽しくなると思います。
読者:ユウコさんからの質問
──結婚15年目を迎えますが、ひとつだけ主人に敵わない事があります。それはF1の知識量。。。そこで山本さんに質問です。主人をあっと言わせるような、とっておきのF1ネタはありますか?クスッと笑えるプチネタや超マニアックなネタなど何でもよいです!一度でよいから主人のあっと驚く顔を見れたら嬉しいです。
山本MD:じゃあ、とっておきのネタです!この前13年ぶりにホンダPUを搭載したレッドブル・ホンダが第9戦オーストリアGPで優勝しました。
その時に話題になったエンジンモード11ポジション5というパワーユニットの設定にして勝ったという事になっていますが、実は最後の5ラップは、エンジンモード11ポジション7なんです。これは、まだ公になっていないので、旦那さんをギャフンと言わせてやってください!!
読者:ぐーりんさんからの質問
──F1の現場で起きた1番のトラブルは何でしたか?
山本MD:2017年の第3戦バーレーン。MGU-H(熱エネルギー回生システム)の信頼性が悪くて、本当にサーキットで部品がなくなるんじゃないかという危機でした。決勝グリッドに並べないかもしれないという感じでしたね……。まあ、そういう時期があって今があると思っています。あえて、チーム名は言わないですけど……。
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誰のサインカードが届くかは選べません。
■山本さんが自ら案内する日本GPガレージツアー(限定2名様の抽選です)
ツアーをご希望される方は、木曜もしくは金曜に現地にいけるかを明記してください。(日本GP鈴鹿の観戦チケットはご自身で用意していただく必要がございます)