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『なつぞら』岡田将生が山口智子に打ち明けた“大事な話” 変わりゆく新宿の風景

2019年08月13日 12:21  リアルサウンド

リアルサウンド

『なつぞら』写真提供=NHK

 『なつぞら』(NHK総合)第116話では、咲太郎(岡田将生)との結婚について確認をするべく、なつ(広瀬すず)は川村屋のマダム(比嘉愛未)のもとへと訪れた。マダムの口からも咲太郎との結婚を本当に考えていることを聞けたなつは、とりあえず一安心。「良かった。本当に良かった。あんな兄ですがどうかよろしくお願いします!」。なつ自身もこれまでに何かとお世話にもなり、人柄も良く知っているマダム。そんなマダムが咲太郎の相手なだけに、なつとしても本当にほっとしている様子であった。


参考:『なつぞら』第117話では、咲太郎(岡田将生)が亜矢美(山口智子)と出会った頃のことを語る


 さらに2人の結婚にあたり、もう一つ大きな動きが。結婚後、マダムは川村屋の経営から手を引くつもりだという。そして後のことは、長年信頼している野上(近藤芳正)に任せられたのだった。


 マダム曰く、「野上さんには、もうひと踏ん張り次の後継者を育ててほしい」のだという。「野上さんの信念で、これからも川村屋を大いに“開拓”してちょうだい」。“開拓者の街”、新宿。そして川村屋もまたその新宿に位置する店である。今後野上さんの手によってどのように、“開拓”されていくのかが楽しみである。


 そして、ついに咲太郎とマダムは「風車」にいる亜矢美(山口智子)のもとへと訪れる。なつや茂木社長(リリー・フランキー)が見守る中、咲太郎は「大事な話」を亜矢美に打ち明けた。


「母ちゃん。俺、今度彼女と結婚することにしたんだ」


 その言葉を聞いて、「知ってたよ」と口にする亜矢美。どうやら、亜矢美自身も薄々気づいていたかのようだった。「良かったじゃないの! おめでとう!」。これまで、咲太郎から「母ちゃん」と呼ばれて、まるで息子のように世話をしてきた亜矢美。そんな彼女にとって、咲太郎の結婚はいい知らせであったはずだ。ただ、その後になつが坂場との会話の中で心配していたように、やがて1人になった亜矢美はどうなるのだろうか?


 もちろん、今後も咲太郎は何かあれば亜矢美のために動いてくれるはずだし、新宿には彼女のことを気にかけてくれる人はたくさんいることだろう。しかし、「1人になったら寂しいよね」となつは言っていたが、どこか亜矢美のこれからことが気になるところではある。(國重駿平)