トップへ

全日本F3選手権:もてぎラウンドにB-Max Racing with motoparkから笹原右京がスポット参戦へ

2019年08月12日 17:51  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

B-Max Racing with motoparkから全日本F3選手権にスポット参戦することになった笹原右京
8月12日、全日本F3選手権に参戦するB-Max Racing with motoparkは、8月17~18日にツインリンクもてぎで行われる第7大会に、笹原右京を起用すると発表した。笹原は2018年以来の全日本F3復帰となる。

 B-Max Racing with motoparkは今季、サッシャ・フェネストラズ、エナム・アーメド、アメヤ・ ベイディアナサン、DRAGONという強力なラインアップで全日本F3選手権に参戦しており、第7大会を前にフェネストラズが119ポイントを重ねランキングをリードしている。そんなラインアップに、新たに笹原が加わることになった。

 笹原はヨーロッパのレーシングカート界で大活躍をみせ、2016年に日本に戻ると、FIA-F4や全日本F3に参戦。今季に向けては、オフにB-Max Racing with motoparkからF3テストに参加していたが、ポルシェジャパンのジュニアドライバーとして、ポルシェカレラカップ・ジャパン(PCCJ)に参戦。8月の富士ラウンドでチャンピオンを決めていた。

「まずは今回参戦の機会をくださった組田代表をはじめとするB-Max Racing with motoparkの皆さまに深く感謝を申し上げます。昨年末のテストに続き、ふたたびこのチームにご縁をいただけたことをとても嬉しく思います」と笹原。

「全日本F3選手権への参戦としては、昨年の最終戦以来10ヶ月ぶりとなりますが、ダラーラF3を駆る貴重な時間、そしてスポット参戦という環境を存分に楽しみながら、チームにとっても自分自身においても、意義ある週末になるようベストを尽くします。関係各位、そしてF3ファンの皆様、週末はよろしくお願い申し上げます!」

 また、B-Max Racing with motoparkの組田龍司代表は「日本とヨーロッパで気持ちをひとつにして戦うチームにとって、ヨーロッパでのフォーミュラ経験もあり、海外チームともすぐに溶け込める才能を持った笹原右京は注目している若手ドライバーのひとりです」と語った。

「今回、彼がPCCJでタイトルを獲得したマシンは我々B-Max Engineeringのメンテナンスだったということもあり、今回の全日本F3参戦は、いわばタイトル獲得のご褒美でもあります」

「しかし今年の全日本F3選手権は甘くなく、世界レベルで見ても最高に熾烈なバトルが展開されていますので、その中でスポット参戦の笹原右京がいかに短時間で我々のエンジニアとコミュニケーションを取ってマシンを仕上げ、ライバルたちやチームメイトたちと戦い、勝利を得るか。そのすべてのセッションで全力を出し尽くして戦ってもらいたいと思っています」

「ぜひこのチャンスをものにし、次へのステップに繋げてもらいたいですね」

 今季はPCCJに加え、FIA-F3規定のアジアンF3に参戦しランキング首位につける笹原。多くの関係者のみならずファンも期待するドライバーだけに、今回のスポット参戦を楽しみにしたいところだ。