MotoGP第11戦オーストリアGPの予選がレッドブル・リンクで行われ、MotoGPクラスでフロントロウを獲得したマルク・マルケス、ファビオ・クアルタラロ、アンドレア・ドヴィツィオーゾが会見に登場。予選を振り返り、決勝レースへの展望を語った。
■マルク・マルケス/レプソル・ホンダ・チーム(予選ポールポジション)
「フリー走行4回目では1分22秒台をマークできるかもしれないと思ったけれど、(ポールポジションタイムは)23秒台だったね。大事なのはバイクにいいフィーリングがあって、自信もあるということだ。この週末、ここまでレプソル・ホンダ・チームと正しい方向性で作業を進めてきたと思う」
「けれど、大事なのは明日のレースだ。左隣には(アンドレア・ドヴィツィオーゾという)それほど離れていないライダーもいる。彼は特にユーズドタイヤで安定していていいペースがある。それに(マーベリック・)ビニャーレスや(ファビオ・)クアルタラロというヤマハライダーも忘れてはならない。レースではリヤタイヤの選択が重要になりそうだね」
「フリー走行から安定して走ることが大事だった。レースでリズムをキープするためにね。バイクが変わっても、常に同じペース、同じリズムで走ることが大事なんだ。ここではタイヤのマネージメントなどが必要になってくる」
「レースの序盤はフルタンクで厳しいだろうから、注意をしないとね。優勝に向けてベストを尽くし、チャンピオンシップに向けてポイントを獲得したい。けれどとにかく、今日の時点では、準備はできているよ」
■ファビオ・クアルタラロ/ペトロナス・ヤマハSRT(予選 2番手)
「フロントロウを獲得したのは大きな驚きだったよ。今週末、ソフトタイヤでもミディアムタイヤでも、いいペースで走れるように努めていた。2番手を獲得して、とてもうれしい」
「このレースはシーズンのなかでもタフなレースになるだろうね。ヤマハライダーには厳しいサーキットだ。明日はほかのライダーたちから学び、経験を蓄積する必要がある。マルクが言ったように、ここではタイヤマネージメントが必要だし、レース序盤のフルタンク状態でのマネージメントも必要なんだ。とにかく、全力を尽くしてレースを楽しむよ」
■アンドレア・ドヴィツィオーゾ/ドゥカティ・チーム(予選 3番手)
「僕たちの目標はフロントロウ獲得で、それを達成した。とても満足しているよ。予選ではフリー走行のときのようないい感じではなかったから」
「マルクにはとてもいいペースがある。僕たちもレースに向けて、しっかり作業を進めてきて、安定したペースを持っている。マルクは、どんなタイヤでも、すべてのフリー走行でとても速い。けれど、僕たちはここにいる。まだ改善できるところがあるから、そこはいい点だね」
「(長いストレートが少ないセクター3については)まだ十分ではない。そこで(タイムを)失っている。最初からそこに焦点を当ててきた。ほかのドゥカティライダーも同様だ。ライダーごとに走り方が違うから、有益な情報を得ることができた」