三池崇史監督の新作映画『初恋』が9月27日から全米で先行公開されることが判明。今回の発表とあわせて海外版トレーラーが公開された。
来年2月から全国公開される同作は三池崇史監督のオリジナル作品。才能あるプロボクサー・葛城レオが、負けるはずのない相手との試合でKO負けを喫したことから、人生の歯車を狂わせるというあらすじで、アンダーグラウンドの世界で巻き起こる濃密な一夜を描いたラブストーリーになっているとのこと。レオ役を窪田正孝が演じる。
全米では100館程度での上映を予定。さらに9月5日からカナダで開催される『第44回トロント国際映画祭』ミッドナイト・マッドネス部門に出品することもわかった。
海外版トレーラーには、レオのボクシングシーンや、レオと小西桜子演じるモニカが車を走らせる場面、レオが銃を構える様子、大森南朋演じる刑事・大伴、染谷将太演じるヤクザの加瀬の姿などが映し出されている。
■WELL GO USA ENTAERTAINMENTのコメント
三池崇史は世界の映画監督の中で、最もエキサイティングなフィルムメーカーのひとりです。彼の新作映画『初恋』は、彼ほどのキャリアがありながら、挑戦的でとても興味深く刺激的で世界各国の観客は圧倒されることでしょう。『初恋』はチャン・イーモウ監督最新作『SHADOW/影武者』やイ・チャンドン監督最新作『バーニング 劇場版』と並んでアメリカでも話題となるでしょう。
■三池崇史監督のコメント
いや、驚きました。日本に先駆けて全米で公開とは……
アメリカの観客にとって『初恋』は、『ダンボ』とか『アラジン』とかと同じに見えるのだろうか? ま、確かに歌舞伎町の『ライオン・キング』と言えなくもないかな。ま、腹を括って、日本の[恋愛映画]がどこまで通用するか見てみましょう。
■ジェレミー・トーマスプロデューサーのコメント
全世界の配給会社や映画祭にこの映画が認められたことは、世界中の映画ファンにとって三池監督の洗練されたスタイルとテーマが人気であることを再認識しました。