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フジファブリック、デビュー15周年でのMステ初出演に感動「亡くなった志村くんの夢」

2019年08月10日 11:31  リアルサウンド

リアルサウンド

フジファブリック『FAB LIST 2』(通常盤)

 8月9日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)にA.B.C-Z、Official髭男dism、DA PUMP、日向坂46、フジファブリック、RADWIMPSが出演した。


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 日向坂46は新衣装で「ドレミソラシド」をパフォーマンス。ライブに欠かせないアーティストグッズに注目した「ファンが驚いたアーティストグッズ」VTR特集を受けて、メンバーの丹生明里はあいみょんが大好きだと明かし、「グッズのTシャツを購入してるんですけど、まだ実はライブに行くことができていなくて、ネットのオンラインショップを利用して購入しています」と笑顔でコメントした。


 番組初登場のフジファブリックは、2007年リリースの「若者のすべて」を披露。2009年12月24日、当時ボーカル&ギターを担当していた志村正彦が急逝。バンドは残された3人で存続し、亡くなった志村の代わりにギターの山内総一郎がボーカルも担当している。デビュー15周年、志村の没後10年というタイミングでの出演に山内は「亡くなった志村くんの夢というか、ノートにも『ミュージックステーション』に出たいと書いてあるのが残ってるんですよ。だから、今日は嬉しいです。ありがとうございます」と感慨深くコメントした。Official髭男dismの藤原聡と小笹大輔は、学生時代にフジファブリックのコピーバンドをやっていたとのことで、代表して藤原が「『若者のすべて』ももちろんコピーしましたし、学生はこぞってコピーしてましたね、みんな。素晴らしい曲です」と賞賛した。今回のパフォーマンスでは、志村の過去映像と歌声と共に山内が歌う形で「若者のすべて」が披露された。


 RADWIMPSは、2016年8月以来、3年ぶりに登場。新海誠監督の最新映画『天気の子』の主題歌「グランドエスケープ (Movie edit) feat.三浦透子」と「愛にできることはまだあるかい」の2曲を100人のゴスペル隊と共にテレビ初披露し、『ミュージックステーション』のために新海監督が編集した特別映像とともにパフォーマンスを行なった。タモリから3年ぶりの出演であることを尋ねられるとRADWIMPSの野田洋次郎は、「そうなんですよ。本当にご無沙汰してて。あっという間ですよね。この構図も3年ぶりで嬉しいです」とタモリとの横並びに嬉しさを露わに。映画主題歌「グランドエスケープ」について聞かれると、「2年前から作り始めまして、やっと公開できて。2人で、というかみんなで精一杯作った映画です」と楽曲にかける思いを話した。パフォーマンス後には、本番前に新海から連絡が来たことを明かし、「『新潟の方で今観てます』と言ってくれていたので」と述べた。


 この日の放送では、A.B.C-Z「Crush On You」、Official髭男dism「宿命」、DA PUMP「P.A.R.T.Y. ~ユニバース・フェスティバル~」を披露。次回は8月23日の放送を予定しており、ラインアップは近日公開となる。(向原康太)