2019年8月10日・11日に、北沢タウンホールにてVTuberによる音楽フェス「Project Singularity 音楽的特異点 Vol. 0」が開催される。
それに先駆け、フェスに出演者するラムネとインサイドちゃんMark2(以下、つーちゃん)が初コラボ。超A&Gで放送中のラジオ番組「ラムネムララララムラムララジオ」内のミニコーナー「ラムネドキドキチャンネル」で共演した。
番組収録を終えたばかりの2人を直撃すると、お互いの印象やVTuber活動の信念などを、目を輝かせて語ってくれた。開催まで1ヶ月を切ったフェスの見どころにも迫る。
[取材・構成=ハシビロコ」]
■初対談した感想は?
――番組収録お疲れさまでした。お2人は今回が初コラボということですが、そうは思えないほど息ぴったりでしたね。
つーちゃん:今回は5分番組だったのですが、全然時間が足りませんでした。ラムネちゃんの話しやすさがすごいんです。
ラムネ:ボクは初めての共演だったので「どんな人が来るんだろう?」ってドキドキしていて。事前につーちゃんが配信しているYouTubeの動画やTwitterを監視していました(笑)。
つーちゃん:どうしよう……夜中にTwitterで「この時間のラーメンうめえ」とかつぶやいてた。
ラムネ:実際に共演してみたらすごく優しくて頼りになる先輩でした!
――つーちゃんも、事前にラムネちゃんのライブDVDをチェックしてきたそうですね。
つーちゃん:見させていただきました!
ラムネ:胃が痛いよ~(笑)。
つーちゃん:ライブでのパフォーマンスを見て「さすがやな」と思いました。
――実際に共演してみて、印象は変わりましたか?
つーちゃん:画面の中で見ていたラムネちゃんとは印象がガラッと変わりました。番組収録前は「どう接したらいいのかな」と思っていましたが、実際に共演してみたらしゃべりやすくて本当にありがたかったです。
ラムネ:そうなんです! びっくりするぐらい話しやすいと、ボクも思いました。
■ゲーム経験は『テトリス』のみ?
――収録があっという間だったということで、お互いにまだまだ話し足りないことがあるのでは?
ラムネ:本当はもっと話を広げたいのに、収録時間の関係でむりやり話題をたたんだところもあって。
つーちゃん:「もう次の風呂敷が用意されてる!」って焦りました(笑)
ラムネ:もっと話したいので、またコラボしたいですね! 実はボクはゲームが全然できなくて……。ぜひつーちゃんに教えてほしいです。
つーちゃん:え! そうなんだ!
ラムネ:ゲームは『テトリス』くらいしかやったことがないんです。
つーちゃん:むしろ稀有!
ラムネ:ゲームというものの楽しさをもっと教えてほしいです。
つーちゃん:任せて!
――では、まずはつーちゃんもよくプレイしている『プニキ』(※)からですかね。
※『プーさんのホームランダービー』の通称。
つーちゃん:スタートから『プニキ』は心が折れます(笑)。
ラムネ:どんなゲームですか?
つーちゃん:プーさんがホームランを打つだけのゲームがあるんですよ。ブラウザゲームで、クリックするだけでできます。
ラムネ:それならボクにもできるかもしれない!
つーちゃん:こうやって簡単に見せかけておいて『プニキ』地獄に引きずり込んでいきます。
ラムネ:地獄(笑)。
つーちゃん:『プニキ』ねぇ……実は地獄なんですよ。
ラムネ:どういうことだろう……? ますます教えてほしい!
■VTuberカラオケ女子会がしたい!
つーちゃん:私の場合は、まだ自分のチャンネルで歌をしっかり披露したことがないので、ラムネちゃんと一緒にやってみたいですね。私自身、歌を歌うのは好きなんですよ。
ラムネ:カラオケ大会したい!
つーちゃん:女子を集めてやりたいですね!
――VTuber女子会とか、見てみたいです。
ラムネ:楽しそう~!
つーちゃん:めっちゃやりたい!
――つーちゃんは以前にも動画でレミオロメンさんの「3月9日」を歌っていましたよね。
つーちゃん:そうなんです。2~3時間ひたすら「3月9日」を歌い続けるという頭の悪い企画を、今目の前に座っている編集部が考えて。
ラムネ:編集部が苦笑いしてる(笑)。
――視聴者も「きれいな声」だとコメントをしていて、かなり好評でしたよね。
つーちゃん:ありがとうございます。でも、恥ずかしいからやめてくださいよ~。
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■楽しさと元気を届けるために
――歌、ゲーム実況、ライブ、ラジオなど、お2人は幅広く活躍されており、これからもさまざまなことに挑戦していくと思います。活動の軸としている考えはりますか?
つーちゃん:「自分が楽しいことをする」ということを心がけています。自分が楽しんでいないと、見ている側も楽しくないと思うので。
さっき話に出た『プニキ』はすごく難しいのですが、みんなも喜んでくれるし自分もクリアしたときの達成感があるので続けています。
ラムネ:ボクは、なんだろうな~。ずっと元気でいたい!
つーちゃん:それ大事!
ラムネ:みんながへこんだときに「ラムネを見たらとりあえず笑顔になれるしいいや」って思ってほしい……という優等生みたいな答えを言ってみます(笑)。これからも、元気にみんなを応援していきたい!
■尊敬できるお友達を増やしたい
――普段VTuberとして活動していると、他の方の動画を見ることもあるかと思います。尊敬している人はいますか?
つーちゃん:先輩後輩関係なく、VTuberはみんな尊敬しています。最近だと、幸糖(さとう)ミュウミュウちゃん。
つい先日まで動画配信サイトSHOWROOMでランキングを競い合うイベントをやっていて、最後まで接戦になったのが彼女でした。
自分の命や時間を削って、みんなをとても楽しませていらっしゃった方なんです。イベント中も敵ながらあっぱれ、といった感じで見ていました。
――よきライバル、というわけですね。
つーちゃん:本当にその通りです。最初はダークホースだったのでびっくりましたが、今は心から尊敬しています。
ラムネ:ボクはまだデビューしたばかりなので、みんな尊敬しています。特定の誰かを挙げられるところまで、まだボク自身が到達できていないので。
今度開催される「Project Singularity 音楽的特異点 Vol. 0」でも、共演するみんなの尊敬できるところを一生懸命学んで取り入れていきたいです。たくさんの人とお友達になって盛り上げていきたいな、と思っています。
つーちゃん:そのうちお友達会したいですね。
――今回の収録で、お2人もお友達になりましたしね。
ラムネ:お友達だね! つーちゃん先輩!
つーちゃん:いえーい!
■憧れのVTuberと同じステージに
――先ほど「Project Singularity 音楽的特異点 Vol. 0」の話が出たので、いくつか聞いてみたいと思います。このフェスでとくに絡むことが楽しみな方はいますか?
つーちゃん:ときのそらちゃん。おねえちゃん(インサイドちゃんMark1)は1度共演経験があるんですけど、私はまだ共演したことがなくて。
私自身VTuberオタクで、実は“そらとも”(ときのそらのファン)なんです。ついに同じステージに立てるのかと思って、今からドキドキしています。
ラムネ:トークでの絡みもそうですが、今回は音楽フェスなのでみんなの選曲が気になります!
盛り上がる曲を歌うのか、それともバラードを歌うのか……。知っている曲だったらボクも一緒に楽しみたいな~!
つーちゃん:みんながどんな盛り上げ方をしてくるかも気になりますね。
■まだ知らない自分を見てほしい
――フェスの準備を進めている最中かと思いますが、現時点で言える見どころを教えてもらえますか。
ラムネ:ボクはラムネプロジェクト以外のイベントに出たことがなくて。ひとりで出稼ぎに行くのは今回が初めてなんです。
つーちゃん:出稼ぎ(笑)。
ラムネ:初めてだらけなので、ぜひ荒波にもまれているボクを見てほしいです! 温室でぬくぬくしてるボクしか、みんなは多分知らないので。
つーちゃん:インサイドちゃん姉妹はまだあまり音楽には手を付けていないので、イベントで歌うこと自体珍しいんです。まずはそこをよく見てほしいですね。
このイベントは出演者も演出もかなり豪華なので、トークやパフォーマンスを通しておねえちゃんと私がどのように成長していくのかも見てほしいです。
今までずっと応援してくれた方は「ああ、大きくなったな」と親のように見守ってほしいです。
ラムネ:さすが先輩!
――最後に、フェスを楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。
ラムネ:フェスまでボクたちもドキドキしながら過ごしているので、そのドキドキをみんなにも感じてもらえたらと思います。
「新しいものを見ている」と、共感できるフェスになるはずです。みんなでひとつの気持ちになって創り上げるイベントにできたらいいな!
つーちゃん:多くは語りません。「ぶちかましてやるから見とけ!」と言っておきます! 見に来て損はさせないので、期待して待っていてください。
◆イベントタイトル「Project Singularity 音楽的特異点 Vol.0」
◆会場:北沢タウンホール
◆日時:2019年8月10日19時00分~
8月11日18時00分~
◆出演者:朝ノ茜(朝ノ姉妹ぷろじぇくと)、朝ノ瑠璃(朝ノ姉妹ぷろじぇくと)、インサイドちゃんMark1、インサイドちゃんMark2、音羽ララ(ウタゴエ放送部)、銀河アリス、ときのそら、バーチャルゴリラ、春歌みこと(ウタゴエ放送部)、マチコ先生、まりなす(仮)、萌実、ラムネ
※五十音順
◆主催: 株式会社ラムネプロジェクト、株式会社レイ、株式会社イード、株式会社テレビ朝日
◆後援: 株式会社文化放送、GoFa
◆プロデュース:株式会社JOKA
このイベント「音楽的特異点 Vol.0」は
ニコニコ公式生放送にて有料配信も実施します。