ビッグローブは8月5日、「働き方に関する意識調査2019」の結果を発表した。調査は、7月23日~25日にかけて、スマホを所有する全国の20代~50代の男女1000人を対象にインターネット上で実施された。
有給休暇を取得できているか聞いたところ、「とてもそう思う」が21.1%、「ややそう思う」が32.7%、「あまりそう思わない」が25%、「全くそう思わない」が17.3%という結果になった。2017年のアンケート調査結果では、有給休暇を取得できていると感じる人が45.8%だったことを踏まえると、調査を行った同社は「働き方改革を通じて約1割上昇した」と分析している。
有休取得できない理由「自分が休むと同僚が多く働くことになるから」
働き方改革の推進で有休が取得しやすくなったかという問いには、「とてもそう思う」が16.4%、「ややそう思う」が42.2%、「あまりそう思わない」が27.5%、「全くそう思わない」が13.8%という結果になっている。6割近くが働き方改革の影響で有休を取得しやすくなったと回答していた。
有給休暇を取得できていないと回答した423人に「有給休暇を取得できない(しづらい)理由」を聞いたところ、最も多かったのは「自分が休むと同僚が多く働くことになるから」で29.6%。続いて「職場に休める空気がないから」(24.8%)、「自分で仕事をコントロールできない業務だから」(22%)となった。
2017年の調査結果では「職場に休める空気がないから」(33.6%)が最多だったが、今回の調査では8.8ポイント減少している。働き方改革を通じて、職場の休みづらい空気が改善されていると見られる。
有給休暇日にすることについては、1位「国内旅行」(50.1%)、2位「時間に追われずのんびり過ごす」(35.7%)、3位「睡眠」(20.3%)となった。
「有休取得により、仕事のクオリティが上がると思うか」については、「とてもそう思う」が22.5%、「ややそう思う」が47%、「あまりそう思わない」が25.1%、「全くそう思わない」が5.4%という結果になっている。7割近くの人が、有休取得は仕事の質の向上に影響すると考えているようだ。