8月4日に行われた2019年スーパーGT第5戦富士の決勝レース。スーパーGT GT500クラスで3位表彰台を獲得したMOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリと松田次生が、500マイルの戦いを終えレースを振り返った。
MOTUL AUTECH GT-R
ロニー・クインタレッリ/GT500決勝3位
「最初のドライバー交代の時は、誰も準備しておらず、タイヤも用意されていなかったし、(松田)次生も違うところにいました。毎回、ホームストレートを通過してからピットインするようにチームラジオが入りますが、今回は最終コーナーで言われたから入ったんです」
「そうしたら『次! 次!』と言われて。タイムロスしていたと思います」
「自分の第2スティントは、ピットに入りクルマから降りた時点で、どんな展開なのか分からない状況でした。2度目のセーフティカー直前にau TOM’S LC500とWAKO’S 4CR LC500が後ろにいましたが、(セーフティカー後)WAKO’S 4CR LC500の順位に驚かされた。WAKO’Sが順位を上げた要因については、マシンを降りたあとに聞かされました」
松田次生/GT500決勝3位
「ウエイトハンデも効いていたからレース的には苦しい展開ではありましたが、それでもトップは守れるかなと思って頑張っていました。セーフティカーのタイミングでギャップを築いたのに詰まったので、なかなか自分たちが思う展開になりませんでしたね」
「19号車(WedsSport ADVAN LC500)が戦略の違いで、毎回ピットアウト時に前へ入ってきて、タイヤのグリップが“美味しく”逃げたい時に逃げられなかったことでフラストレーションのたまったレースでした。あとは、RAYBRIG NSX-GTに前に出られた点も負けているのかなと思うところです」
「検証しないとわからないですが、ピットストップで時間がかかっていたのかもしれません。(ロニー・クインタレッリが怒りを露わにした)最初のピットストップもコミュニケーション不足(が招いたこと)です」
「WAKO’S 4CR LC500のピットストップタイミングは(セーフティカー導入時の)ポジションもあるし、自分たちはできなかったことだと思います」