2019年08月09日 16:01 リアルサウンド
9月13日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国ロードショーされる『プライベート・ウォー』より、場面写真が公開された。
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本作は、英国サンデー・タイムズ紙の“伝説の記者”メリー・コルヴィンの半生を描いた伝記映画。世界中の戦地に赴き、レバノン内戦や湾岸戦争、チェチェン紛争、東ティモール紛争などを取材してきた女性戦場記者であるコルヴィンは、2001年のスリランカ内戦取材中に左目を失明。PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しみながらも、黒の眼帯をトレードマークに世間の関心を紛争地帯に向けようと努めた2012年、シリアで受けた砲撃で命を落とした。真実を伝える恐れ知らずの記者として戦地を駆け抜けながらも、多くの恋をし、感性豊かに生き抜いた知られざるコルヴィンの半生が明らかになる。
戦場記者を天職と考え、黒い眼帯姿も特徴的な反逆精神溢れるコルヴィンを、『ゴーン・ガール』のロザムンド・パイクが演じる。パイクは、本作の演技で第76回ゴールデングローブ賞(ドラマ部門)主演女優賞にノミネートされた。さらに『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のジェイミー・ドーナン、『ボヘミアン・ラプソディ』のトム・ホランダー、『プラダを着た悪魔』『ラブリー・ボーン』のスタンリー・トゥッチらが、仕事やプライベートでコルヴィンを支えた男たちを演じる。
『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』のアラッシュ・アメルによる脚本を、第88回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた『カルテル・ランド』や『ラッカは静かに虐殺されている』などドキュメンタリーを手がけてきたマシュー・ハイネマン監督が初の劇映画作品として映画化。さらにシャーリーズ・セロンがプロデューサーとして参加した。
公開された場面写真では、パイク演じるコルヴィンが、他国の記者として唯一取材を許されていたリビア・アラブ共和国の最高指導者で独裁者として有名なカダフィ大佐に取材する様子や、戦場で車に手をくっつけるよう指示されながらも何かに鋭い視線を向けるシーンなどが切り取られている。
身だしなみに強いこだわりを持っていたと言われるコルヴィンは、戦場でも高級ブランドをまとい、高い下着を身に着け、しっかりと化粧をしていたと言われている。 (文=リアルサウンド編集部)