キミ・ライコネンは、F1のコンストラクターズランキングにおけるアルファロメオの合計ポイント数は、今年これまでのチームのパフォーマンスを公平に反映したものではないと考えている。
アルファロメオはF1第12戦ハンガリーGP終了後のコンストラクターズ選手権においてルノーとハースの間で7位につけており、これまでの12戦のうち8戦でトップ10内のフィニッシュを果たしている。
ライコネンはチームが獲得した32ポイントのうち31ポイントを獲得しているが、彼はこのポイントが示しているよりも、チームはもっと良い仕事をしてきたと考えている。
「僕は何も期待していなかった」とライコネンは語った。
「僕は最善を尽くしたが、現在のポイントを見たら、酷い結果に見えるだろう。でもこのポイント数は、シーズン前半戦の真実を示してはいない」
「バルセロナ(第5戦スペインGP)あたりでは、僕たちが望む順位につけられなかったのは確かだし、実際に僕たちは遅すぎた。でもその頃に比べると僕たちは大きく挽回した」
ライコネンは、アルファロメオが相対的に財源不足に苦しんではいるものの、チームは前進の過程にあると感じている。
「僕たちは正しい方向に向けて、正しいことをしている。ただチームとして限界があるんだ」
「先頭集団のチームとは違う。そのことは分かっているし、受け入れている。でも与えられた環境のなかで僕たちはよくやっている」
「僕たちはもっと速くなり、前へ行きたい。でも改善には常に時間がかかるので、徐々に進んでいるんだ。そうしたことを考えると僕たちは本当によくやっていると思うよ」
「もっとうまくできたかもしれないことは常にあるし、いつも最大限のポイントを獲得できているわけではないが、それはそれで仕方がない」
第11戦ドイツGPでライコネンとチームメイトのアントニオ・ジョビナッツィがそれぞれ7位と8位でフィニッシュしたものの、30秒ペナルティを科されて12位と13位へ降格されたことが、アルファロメオの現在のポイント数に影響していることは明らかだ。このペナルティは、クラッチのトルクの規定に違反したとして、ホッケンハイムのスチュワードにより下されたものだ。
しかしアルファロメオは、この裁定に対して控訴しており、9月末に予定されているFIAによるヒアリングの際に、失ったポイントを取り戻せる可能性もある。