F1メキシコGPが2022年まで開催契約を延長したことが発表された。F1、イベントプロモーターのCIE、メキシコシティ政府が、8月8日、正式に契約を締結した。
2015年にF1カレンダーに復帰したメキシコGPはそれ以来130万人以上の観客を集める人気イベントであるが、メキシコ政府が資金援助打ち切りを決めたことで、2020年以降の継続が危ぶまれていた。
しかし7日にメキシコ側がSNSを通して明らかにしていたように、エルマノス・ロドリゲス・サーキットでの開催を3年間延長することで合意し、契約が結ばれたことが、木曜に正式に発表された。
公的資金を使用せず、メキシコシティが仲介して民間からの投資を集めることで、契約延長にこぎ着けたと市長のクラウディア・シェインバウムは語っている。新しい資金調達モデルによって開催継続を達成したものの、チケット料金の値上げは行わないことも明らかにされた。
2019年末で契約が切れるグランプリのうち、イギリスGPとメキシコGPの継続が正式に決まった。残りはイタリア、スペイン、ドイツだが、イタリアに関しては基本合意がなされており、脱落の可能性が高いとみられていたスペインは、2020年1年のみの契約更新を行う見通しになったと考えられている。一方で、ドイツGPについては消滅を避けることは難しそうだ。
2020年にはベトナムGPとオランダGPが新しく加わるため、現状では史上最多22戦の開催になるものと考えられており、チーム側の合意も得られているようだ。
来季開幕戦オーストラリアGPは3月15日に開催されることが明らかになっている。