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女優・田中みな実、降臨! 『ルパンの娘』で大男を引き連れ、役者顔負けの堂々演技

2019年08月09日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

田中みな実 『ルパンの娘』(c)フジテレビ

 ついに泥棒スーツを着た華(深田恭子)と和馬(瀬戸康史)が対面してしまった『ルパンの娘』(フジテレビ系)第5話。今回は通称「ドロンジョ」と呼ばれる女泥棒の双葉美羽(田中みな実)が登場し、Lの一族とバトルを繰り広げた。


【写真】田中みな実と深田恭子の決闘シーン


 美羽の持っているお宝が欲しい三雲家はお宝と美羽について調べ、アジトを突き止める。尊(渡部篤郎)はセキュリティの厳しいアジトに潜入するために、こっそり美羽と会ってわざと捕まっていた。


 一方美羽は、泥棒行為を繰り返す中、偶然和馬の上司である巻(加藤諒)から警察手帳を奪っていた。この一件で和馬は美羽を捕まえるべくアジトに乗り込む。先に潜入していた尊が放ったテントウムシ3号の映像によって、和馬が美羽のアジトで捕まっていることを知った華は、「これで最後にする」と言いながらも和馬を救うために美羽のアジトに潜入した。和馬は、実はLの一族が華なのではないかと勘付いていた。自身がピンチになればLの一族が現れると思っていたら見事的中、華が現れ、和馬はそっと華の仮面をとる。二人は涙ながらに、知りたくなかった事実と向き合うことになってしまった。そして華は悲嘆にくれ走り去る。


 今回は美羽が華と敵対する形で登場。美容雑誌でも人気の田中みな実と深田恭子という二人が特殊なスーツに身を包みアクションを魅せるシーンには注目が集まった。田中は、女子アナ出身でありながらハキハキした芝居とアクションで役者顔負けの存在感を見せる。アナウンサー、タレントとしてだけでなく、役者としても今後ますます注目されていくだろうと思わせる堂々とした演技であった。美羽の手下役には新日本プロレスから真壁刀義選手と本間朋晃選手が登場。2人の大男を引き連れ、豪華キャストをリードする魔性の女を好演した。


 さらに第5話でもこれまで同様に様々な小ネタが仕掛けられていた。いつもはミュージカルに出てくるようなファンシーな姿で歌い踊る円城寺(大貫勇輔)が初めて泥棒姿を披露し、『オーシャンズ12』のレーザーダンスをオマージュしたシーンを演じる。滑らかなダンスとアクロバットで視聴者を魅了した。


 さらに美雨が足を組み替えるシーンはエロティック・サスペンスムービーとして有名な『氷の微笑』のシャロン・ストーンのオマージュだ。まさに美羽の特徴であるエロスと、クライムがより印象的に表現されたシーンだろう。


 いよいよ華がLの一族であったことに確信を得てしまった和馬。あの瞬間に再会してしまったことで、一度は近づいた二人の結婚も遠のいてしまう。そんな運命に則ってか今回の宝の名前は「ロミオとジュリエット」だ。尊は華に、困難を乗り越えて欲しいとそのお宝を手渡すが、果たして華は無事和馬と結ばれることができるのか。さらに三雲家の泥棒家業は存続するのだろうか。


(Nana Numoto)