イギリスのスポーツカーメーカーであるロータス・カーズは8月8日、サッカーのイングランド・プレミアリーグに今季から昇格するノリッジ・シティFCとオフィシャルパートナーシップを結んだと発表し、これと同時に新しいロータスのロゴとワードマークのCI(コーポレート・アイデンティティ)をお披露目した。
コリン・チャップマンが創設者であるロータス・カーズは、モータースポーツでの活動とは別にイギリスの軽量スポーツカーメーカーとして世界中に愛好者がおり、現在もエリーゼやエキシージ、エヴォーラといった車種を販売。エヴォーラはスーパーGT GT300クラスでシンティアム・アップル・ロータスのベースモデルにもなっている。
そんなロータスが、2015-16シーズン以来にプレミアリーグに復帰するノリッジ・シティFCとオフィシャルパートナー契約を結ぶことになった。ロータスはノリッジに近いヘセルという街で1966年から車両を生産しており、この地域で総勢1200人の社員を雇用しているという。
2019-20シーズンからロータスとノリッジ・シティFCがオフィシャルパートナー契約を結ぶことにより、ユニフォームの胸部分にロータスのロゴが掲出されるほか、トレーニング施設が『ロータス・トレーニングセンター』、アカデミーが『ロータス・アカデミー』に名称変更される。
またその他にも、ピッチサイド看板の掲出や、アカデミー、トップチームなどにロータスのブランドが登場することになるが、注目なのはそのロゴ。長年の伝統あるロータスのロゴと書体ではなく、新たなものが採用されることになった。
新ロゴはイエローとグリーンの組み合わせ、円に蓮を象った象徴的なデザインは変わらないものの、コリン・チャップマンのフルネームの頭文字(A・C・B・C)とロータスの書体が変更された。
ロータスのグローバルマーケティング担当エグゼクティブディレクターのサイモン・クレアは「元の円形のロータスのロゴを振り返り、そしてコリン・チャップマンの哲学を考えたんだ」と変更した新ロゴについて語った。
「チャップマンの哲学は、単純化と軽量化だ。これを適用し新しい円を作り、文字のレタリングから重量をとりのぞき、間隔を調整したんだ。また、ロータスの書体も修正し、マークと一致するようにしたんだ」