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NASCAR第22戦:シボレーのエリオットがワトキンス・グレン制圧。トヨタは2~4位占める

2019年08月08日 14:11  AUTOSPORT web

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NASCARワトキンス・グレンを制したチェイス・エリオット
2019年のモンスターエナジーNASCARカップは8月4日、ニューヨーク州ワトキンス・グレンのワトキンス・グレン・インターナショナルで第22戦が行われ、ポールポジションからスタートしたチェイス・エリオット(シボレー・カマロZL1)が全ステージを制覇する圧倒ぶりでシーズン2勝目、キャリア通算5勝目を飾った。

 ニューヨーク郊外にあるワトキンス・グレンでの1戦は、主にオーバルコースでの戦いが中心となっているNASCARのなかで、年3回行われるロードコース戦のひとつだ。

 決勝レースは4日、1周2.45マイル(約3.94km)のコースを20周、20周、50周の3ステージ合計90周で争われた。

 ポールスタートのエリオットはスタート早々に後続を引き離しにかかると、2~4番手に続くトヨタ・カムリ勢を寄せ付けず。最終的に5.217秒のギャップをつけてステージ1を制す。

 エリオットは続くステージ2でも独走体勢を維持。チェッカー目前の34周目にイエローコーションが出されマージンがリセットされたものの、37周目のリスタートでもポジションを守っていく。

 このリスタートでは3番手だったマーティン・トゥルーエクスJr.(トヨタ・カムリ)が2番手ケビン・ハービック(フォード・マスタング)を攻略。残り3周でエリオットを追いかける。

 しかし39周目にダレル・ウォレスJr.(シボレー・カマロZL1)がターン5でクラッシュしたためイエローコーションとなり、そのままステージ2チェッカーを迎えた。

 最終ステージ3では、2017年のワトキンス・グレン覇者であるトゥルーエクスJr.がエリオットを攻め立てたものの、オーバーテイクは叶わず。0.454秒差でエリオットがポジションを守りきり、勝利を奪った。2019年シーズン、シボレー陣営のドライバーで複数回勝利を飾ったのは、このエリオットが初めてとなる。

 2位はトゥルーエクスJr.、3位はデニー・ハムリン(トヨタ・カムリ)、4位はエリック・ジョーンズ(トヨタ・カムリ)とトヨタ陣営が2~4位を占めた。

 8月3日にはカップシリーズと同じくワトキンス・グレンでNASCARエクスフィニティ・シリーズの第20戦が行われ、オースティン・シンドリック(シボレー・カマロ)が優勝。トヨタ・スープラを操るクリストファー・ベルが2位に入った。

 また8月1日にはオハイオ州ロスバーグのダートオーバル、エルドラ・スピードウェイでNASCARガンダー・アウトドアズ・トラック・シリーズ第15戦も行われ、スチュワート・フリーゼン(シボレー・シルバラード)が優勝を飾っている。

 2019年のモンスターエナジーNASCARカップ第23戦は8月11日、ミシガン州ブルックリンのミシガン・インターナショナル・スピードウェイで行われる。